都市対抗野球の直前スペシャルとしてレッドクルーザーズを大特集! 次戦を前に、その強さの秘密を"見える化"した放送を振り返ろう。
今年も東京ドームで開幕した都市対抗野球。2016年以来の優勝を目指す硬式野球部レッドクルーザーズは、1回戦のHonda戦を5-1と快勝。2回戦は7月20日(木)午前10時から、前年の覇者ENEOSとの大一番に臨む。トヨタイムズスポーツでは、今後も勝ち進むチームの試合を生中継していく予定。初戦前日の14日に配信された通常放送では、選手の体格も能力も一回り大きく成長したレッドクルーザーズの強さを“見える化”した。活躍が期待される選手を予習して、応援のパワーを高めよう!
初戦はエース嘉陽が10奪三振で完投勝利
自動車メーカー対決が話題となった7月15日のHondaとの一戦は、両軍のイメージカラーである赤でドームのスタンドが染まった。1回表、10年連続出場で表彰を受けたばかりの多木裕史選手が、2アウト1、2塁からタイムリー2塁打を放ち、2点を先制。
圧巻のピッチングを見せたのがエースの嘉陽宗一郎投手。抜群の制球力でHonda打線に隙を与えず、放送席も安心して見守っていた。解説していた硬式野球部OBで元中日ドラゴンズの吉見一起さんは、プロでも通用すると太鼓判を押していた。
3回には和田佳大選手のタイムリーなどで2点を追加、6回にも多木選手が犠牲フライを放ち計5得点。チーム目標としていた5点を獲ることができた。また、嘉陽投手は9回に1点を失ったが、被安打5、10奪三振で完投勝利を挙げた。
走攻守に安定した戦いで好発進した1回戦のアーカイブはこちら!
松本健吾、佐竹功年らの「はみ出し」ポイント
都市対抗の直前スペシャルとなった14日のトヨタイムズスポーツ通常放送、キーワードは「はみ出していく」。4人の注目選手に、自分がはみ出していくところをインタビューした。
昨年の日本選手権制覇の立役者でMVPの嘉陽投手は「周りに流されないところ」。成長著しい松本健吾投手は、マウンドやベンチからの「声」。大ベテランの佐竹功年投手は「もうすぐ30代からはみ出る」。俊足が持ち味の八木健太郎は「長打力」という結果に。4人の意気込みを含めたインタビューは15:38から。
スタジオでは、ゲストでOBの竹内大助さんが「明日以降の(生中継の)解説でも、いろんなはみ出しポイントを作っていこうと思っています」と宣言した。今年も竹内さんの「助助助」のキレは良さそうだ。
打球速度が大幅アップ、1イニング複数得点に期待
藤原航平監督へのインタビューでは、今年の得点プランが昨年よりも多い「1試合5点以上」であることが明らかに。目指すのが「1イニング複数得点」で、必要なのは「長打を増やす」。そのために「打球速度を上げる」ことに取り組んでいるという。なお、15日の試合では、複数得点で5点を獲得!
その証拠に、主軸選手の平均打球速度は時速10km以上も上がっている。たとえば八木選手は6年目だが、公式戦で今年初めてホームランを打ち、既に3本を記録した。打球速度と長打の関係については、「バレルゾーン」というワードに注目していただきたい。
福井章吾はプライベートでも女房役?
森田京之介キャスターは「選手それぞれが自分の目標を決めて、そのアプローチは自分で考える。根拠に基づいた多様なチャレンジが、取材の中で見えてきて。このチーム強いんじゃないかと感じました」と語り、トヨタのクルマづくりとの共通点についても述べた。
個々のアプローチの例が、2年目の福井章吾選手の食事。草場昭宏トレーナーのアドバイスを受けて、長打力につながる身体づくりのために、昼食は自分で弁当を用意するようになった。松本投手らの分も作っているそうで、その意識の高さには驚かされる。弁当箱をどちらが洗っているのかも気になるインタビューは34:22から。
高橋優が真剣に語った「Yu-Voice」への想い
高橋優選手が毎試合、ロッカールームで選手たちを鼓舞する「Yu-Voice」は、チームのインスタグラムでも話題だが、その裏話も明かされた。お笑いを交えて仲間をリラックスさせるメッセージは、高橋選手がしっかりと台本を準備していることがスマホの画像でわかった。
高橋選手本人は、Yu-Voiceへの想いや始めたきっかけなどを語った。試合出場の機会がない時にも、選手たちがどんな想いで仲間を支えようとしているのか、これを見ればますますレッドクルーザーズを応援したくなるはずだ。インタビューは40:03から。
7月20日午前にENEOS戦を生中継!
ほかにも放送では、この1年間のチームの振り返りや、Honda鈴鹿の中川拓紀選手や森田駿哉投手ら補強選手の紹介など、盛りだくさんの内容をお届けした。最後に竹内さんが注目選手として挙げたのは、自身の同期でもある多木選手。初戦は3打点の活躍で、予想が見事に的中した。
選手の身体が以前と比べて大きくなったのに視聴者が気づくほど、チーム全体のレベルアップは明らか。あと4試合を勝ち抜いて優勝するのに必要なのは、応援の力での後押しだ!
トヨタイムズスポーツは2回戦のENEOS戦も、7月20日9:45からYouTubeで生中継を行う。日本選手権の準決勝では1-0でサヨナラ勝ちした相手で、今回も緊迫した試合が予想される。視聴できる方もそうでない方も大きな声援を送ろう!
また、毎週金曜日11:50から生配信しているレギュラー放送の次回(2023年7月21日)は、大相撲・宮城野部屋との交流会を特集する。ぜひ、お見逃しなく!