トヨタイムズスポーツ
2023.07.26

"負け嫌い"頂上決戦! トヨタアスリートたちがピックルボール対決

2023.07.26

16競技・総勢40名のトップトヨタアスリートが一堂に会した交流会。その仕掛け人はなんと、豊田章男会長と宮城野親方(元横綱・白鵬)だった。その全貌とは?

7月21日のトヨタイムズスポーツは、様々な種目のアスリートが一堂に会した特別回。16競技・総勢40名のトップアスリートらが、宮城野親方(元横綱・白鵬)や豊田章男会長と一緒に初体験のスポーツで競い合った。さらに宮城野部屋の力士とのバーベキューも行い、競技の垣根を越えた交流が実現。都市対抗野球の嘉陽宗一郎投手や大相撲名古屋場所の伯桜鵬関など、その後の参加者の活躍ぶりにも注目!

16競技40名のトップアスリートらが集結

7月初頭のある日、トヨタスポーツセンターにアスリートたちが続々と到着してきた。顔ぶれは、7つの強化運動部から、女子バスケットボール部の大神雄子HCや安間志織選手、女子ソフトボール部の馬場幸子監督や鎌田優希選手、スケート部の吉永一貴選手、ビーチバレーボール部の西堀健実選手や石島雄介選手ら。名古屋グランパスの長谷川健太監督、アルバルク東京の安藤周人選手ら、プロスポーツの面々もいる。

モータースポーツ界からは、大嶋和也選手や佐々木雅弘選手ら。ほかにも競泳の川本武史選手、パラ陸上の佐藤圭太選手や石田駆選手、モーグルの堀島行真選手、パラアルペンスキーの森井大輝選手など、そうそうたるメンバーがそろった。

最後に登場したのが、宮城野親方と豊田会長。2人の超大物が、今回の企画の仕掛け人だった。

宮城野部屋とトヨタアスリートの意外な縁

突然集められたアスリートたちに告げられたのは、「ピックルボール」での対決。バドミントンと同じ広さのコートでテニスのように戦い、プラスチック製の軽いボールを使う。老若男女が楽しめるスポーツとしてアメリカで流行しているそうだ。

宮城野部屋は毎年夏の名古屋場所の前に、スポーツセンターで稽古をしており、トヨタの選手たちとは関係性が深い。その縁があって親方自らが参加することになった。

硬式野球部が「ピックルボール」対決で優勝

対決はダブルスで、11点先取の1セットマッチ。会長チームに惜敗して悔しがる女子ソフトボール部や、軽快に動く宮城野親方、普段はしない横の動きに戸惑う個人アスリートたちなど、どの参加者も楽しそうな、ピックルボールのダイジェストは18:35から!

スタジオにもゲストで出演していたアーチェリーの武藤弘樹選手は「競技の特性がバラバラの中でも、1つの競技をみんなでやって、垣根も越えて楽しめるのは、スポーツの面白さ」と話していた。

決勝戦は硬式野球部とビーチバレーボール部の対決。優勝候補と目されていたビーチバレーボール部から、レッドクルーザーズが根性とノリで逆転勝ちした試合の模様は24:36から。

ちなみにこの勢いのまま、硬式野球部は都市対抗野球で優勝。東京ドームのライトフェンスに現れた「ピックルボールで優勝した野球部は本職の野球でも優勝して」という豊田会長からのメッセージに応えた。連続優勝おめでとう。

幕内力士も参加してBBQで交流

スポーツの後はバーベキューが行われ、テーブルごとに異なる競技のアスリートが肩を並べて交流を深めた。

宮城野部屋の力士18人も参加。冒頭であいさつした豊田会長は「ここにいる人は全員負け嫌いです。自分が絶対勝とうと思ってる人たちばっかりです。そんな人たちが運動の枠を越えて、短い時間でしたが、一つの戦いをしました。これこそが我々の強さだと思います。運動を越え、スポーツを越え、国を越え、だけど戦う者の心はひとつ、“負けてたまるか”です。参加することに意義があるとか、そういうことじゃないです。トヨタアスリートは勝つことが使命です」と語った。

豊田会長と宮城野親方の熱い語りは33:39から。

「#石浦引退」で話題の2人が同席

BBQのテーブルでは、因縁の組み合わせも。今年春に引退した間垣親方(元石浦関)とレーシングドライバーの石浦宏明選手は、ツイッターのトレンドに「#石浦引退」「#SUPERGT」が並び、石浦選手が引退するのではないかという騒動に。石浦選手は「レース界が妙に騒いでしまって申し訳なかった」と語り、石浦同士で連絡を取って親交を深めたという。

幕内力士の北青鵬、ラグビー日本代表の姫野和樹選手、マラソンの服部勇馬選手、グランパスの山口素弘GMという強力な面子がそろったテーブルでは、ドラマ「サンクチュアリ」や競技性の違いなどが話題に。ビーチバレーボール部の山田紗也香選手は、自作の漬け物を豊田会長に試食してもらうという念願を果たしたが、会長の辛口コメントにリベンジを誓っていた。

後ろに映りこむアスリートも気になるBBQのダイジェストは34:54から。

違う競技とのつながりで広がる可能性

今回の企画を振り返って、総務・人事本部の東崇徳本部長は「おやじ(豊田会長)のもと、みんなつながっていて、家族ですね。やっぱりお互いをリスペクトしてるから、関係がギュッと近くなりました。お互い応援に行こうって、知らんうちにつながりができて最高ですね」と語っていた。

武藤選手も「みんな競技は違うけど、自分の熱く語れる競技があって、他の人からの話もためになる。みんな各業界のトップにいて、他の競技のエッセンスを入れるから、違う世界にもっと行ける可能性を感じました。同じ業界の人に自分の弱みを見せられないからこそ、気持ちを打ち明けられる人が周りにたくさんいることを知ることもでき、つながりも強くなりました」と話していた。

毎週金曜日11:50からYouTubeで生配信してるトヨタイムズスポーツ。次回(2023年7月28日)はJ1リーグでも首位争い中の名古屋グランパスを特集する。8月5日の国立競技場でのホームゲームなどで開催されるイベント「鯱の大祭典」に向けて、選手たちを取材。ぜひ、お見逃しなく!

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