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2024.06.03
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トヨタ自動車、型式指定申請における調査結果を公表

2024.06.03

会見に登壇した豊田章男会長のあいさつ、宮本眞志カスタマーファースト推進本部長の解説全文を掲載する。

豊田会長「私自身が現場におりて、責任をもって推進」

豊田会長

まだ継続中ではございますが、今回、数万におよぶ調査の結果、6つの事案が明らかになりました。

いずれにいたしましても、法規に定められた基準はクリアしておりますので、お客様に安全にお使いいただけることを確認しております。

しかしながら、こうした行為は、認証制度の根底を揺るがすものであり、自動車メーカーとして、「絶対にやってはいけないことだ」と考えております。

本年1月30日の記者会見を受け、私自身が、すぐに動き出しましたことは、私も含めた関係者が「何が問題なのか」を正しく理解することでした。

そこで、本年2月より、グループの責任者である私自身が中心となり、トヨタ、日野、ダイハツ、豊田自動織機に呼び掛け、法規認証をテーマとしたトヨタ生産方式、TPS自主研究会を実施いたしました。

まずは、認証に関わる業務の中で、特に不具合が多く発生している工程に着目し、「物と情報の流れ」を見える化することから始めました。

今は、それにより明らかになった仕事のしくみの課題に対し、具体的な改善活動に着手しております。

先日、私自身も現場に行き、これまでの取り組み状況を確認してまいりました。

各社の社長、現場を率いる“おやじ”たち、ベテランのエンジニアから入社数年目の若手社員まで。

参加した全員が、肩書も、会社の枠も越えて、「物と情報の流れ」を前に集まり、学び合う姿がありました。

今はまだ、仕事のしくみのどこに問題があるかがわかった。トヨタも含め、グループ各社が同じ課題を抱えていることもわかった。そういう段階だと思います。

しかし、「同じグループなんだから、声を掛け合いながら、トップと現場が一緒になって、改善を続けていく」。その第一歩は踏み出せた。私はそう感じております。

この活動をグループ全体に広げ、現場が主権をもって、「もっといいクルマづくり」に取り組める企業風土をつくってまいりたいと思っております。

地道で、時間のかかる取り組みではございますが、私自身が現場におりて、責任をもって推進してまいります。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

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