トヨタイムズニュース
2023.03.20

踏み出した"トヨタマン"への第一歩 トヨタ工業学園卒業式

2023.03.20

3年ぶりに保護者も列席したトヨタ工業学園卒業式。この日の青空のように、晴れ晴れとした笑顔いっぱいの式の様子をお届けする。

冷たく澄んだ空気が漂う215日、トヨタの企業内訓練校「トヨタ工業学園(学園)」で、世間より一足早く卒業式が行われた。

コロナ対策を徹底し、3年ぶりに保護者を招いて開催。高等部126人、専門部(高等学校卒業者を対象とした、一年間のスペシャリストの養成課程)120人が、“トヨタマン”への第一歩を踏み出した。

「父を超えたい」全力で背中を追った3年間

卒業生代表であいさつを行った高等部の岡田悠汰さん。お父さんも学園の卒業生で、現在はトヨタ自動車九州(福岡県)で塗装の仕事を任されているという。

福岡から駆けつけたお父さんが見守る中、河合満おやじの前に立った岡田さん。一つ一つ力強く言葉を紡いだ。

2の冬、河合おやじの本を読み、憧れた白い帽子

「父を越えたい」。そう誓って全力で過ごしてきた3年間

入学当時と違い、いくつかの試練を乗り越え

私は今、ここに立っています

お父さん、私は少しでもお父さんに近づくことができたでしょうか

いつか必ずお父さんのように白い帽子が被れるよう、もっともっと努力します

人のために行動するお父さんに憧れ、その背中を追うように入学を決めた。故郷を離れる前、お父さんとは「卒業式でスピーチが言えたらいいね」と話していたそうだ。

最後は「笑顔で卒業します。3年間ありがとうございました」の言葉通り、お父さん譲りの笑顔で締めくくった。

動画では、コロナ禍の学園生活を振り返り、仲間への感謝やトヨタで働く決意も語られている。その堂々とした振る舞いを、見届けたお父さんの想いと合わせて、ぜひご覧いただきたい。

作業着に着替え、一から学んだクルマづくり

専門部の木田晏奈さんは、福島県のふたば未来学園在学中に、桑田正規CHRO(当時)と懇談したことがきっかけで「トヨタで働きたい」と考えるようになったという。

当時の様子は、トヨタイムズでもレポート。今回、卒業式を前に富川悠太がトヨタ工業学園での生活や、なぜトヨタに入ろうと思ったのかを聞いた。

制服から作業着に着替え、一から学んだクルマづくり。それでも「すごく楽しい」とモノづくりへの情熱が伝わってくる。

卒業式から数日後には、出席できなかった豊田章男社長のもとへ、卒業生たち手づくりのプレゼントを届ける様子も。

実習などを通じて成長した姿、生き生きとした表情をお見逃しなく。

憧れの“白い帽子”

スタジオには、豊田社長に代わってスピーチを行った、河合おやじが登場。「おやじ」ってどんな役職? 岡田さんも目標にしている“白い帽子”の正体とは? 学園の“大先輩”にその意味をたっぷり語ってもらった。

*河合おやじが代読した、豊田社長のあいさつ全文はこちら

このほか動画では、約1カ月にわたって開催された、トヨタの労使協議会も収録。佐藤恒治(さとう・こうじ)次期社長ら新体制で実施された本音の話し合いのポイントを、こちらも河合おやじに解説してもらった。

01:48 トヨタ工業学園の授業風景
04:39 学園に進学しようと思ったきっかけ
06:19 コロナ禍の学園生活
08:34 卒業生代表・岡田さん挨拶
14:11 豊田社長へ陣羽織のプレゼント
17:12 河合おやじが語る「おやじ」「白い帽子」
26:05 河合おやじ解説【労使協議会】

卒業式風景

今回、動画では収まりきらなかった卒業式風景を写真でも紹介。

1.jpg冒頭、214日に逝去した豊田章一郎名誉会長に黙とうがささげられた

2.jpg卒業生一人ひとりをスクリーンに映し出して紹介

3.jpg保護者ら(写真奥)が見守る前で成長した姿を披露

4.jpg真剣な表情で祝辞に耳を傾ける

5.jpg卒業生全員で唱えた「豊田綱領」

6.jpg式の後、河合おやじから激励の言葉が贈られた

newscast_011_7_2.jpgまだ新しい社員手帳には、トヨタで働く決意の言葉が。隣にはモリゾウのスタンプ

newscast_011_8_2.jpg式が終わると、学生らしい一面も

9.jpg卒業生から豊田社長へ手づくりの陣羽織をプレゼント

10.jpg3年ぶりに保護者らを招いて催された卒業式。最後まで笑顔があふれていた

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