"延命"ではなく"新生" 脱炭素を可能にする3社のエンジン開発

2024.05.30

SUBARU、マツダ、トヨタの技術トップが次世代エンジンの開発状況を説明。3社の「らしさ」を磨いてできる新技術を詳報する。

<参考>エンジンの「直列」「V型」「水平対向」「ロータリー」の違い

一般的にはエンジンのシリンダー(エンジン内の筒状の燃焼室)の配列によって、呼び名が変わる。1列に並ぶのが「直列」で左右交互にV字型に配置したのが「V型」という。

なお、シリンダーが向き合うように水平に配置されているのが「水平対向」。これとは別に、三角形の回転子(ローター)が回転することで動力を得るのが「ロータリー」の特徴。

水平対向エンジンは、エンジンの高さが低く低重心。また、左右に配置されたピストンが互いの振動を打ち消し合うように動くことから低振動と言われている。

ロータリーエンジンは、構造がシンプルで、小型・軽量ながら高出力。昨年11年ぶりに復活しており、今は動力としてではなく、発電機として活用されている。

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