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クラウン スポーツの常識破りのデザインはいかに実現できたのか!?

2023.10.06

「新しいカタチのスポーツSUV」として登場したクラウン スポーツ。同車における「もっといいクルマづくり」のためのさまざまな挑戦について、開発メンバーに話を聞いた。

クラウンの歴史=革新と挑戦の歴史

新型クラウンの4つのボディバリエーションのうち、「クロスオーバー」に続いて「スポーツ」がデビューした。

一般的に新車の開発は4年程度かかるとされているが、この新型クラウンでは、21カ月という超短期開発に挑戦した。

2020年2月、クラウンのマイナーチェンジを提案した開発陣に、豊田章男社長(当時)はこう告げたという。

「本当にこれでクラウンが進化できるのか? マイナーチェンジは飛ばしてもいいので、もっと本気で考えてみないか」

ここから、急遽、フルモデルチェンジへと舵を切り、開発は急ピッチで進められた。

しかし、トヨタのフラッグシップであるクラウンへのお客様の期待は大きい。“間に合わせ”でつくれるほど甘くはない。

腹を決めた開発陣が立ち返ったのが、歴代クラウンの主査たちが受け継いできた、「革新と挑戦」というスピリットだ。

クラウン スポーツの開発リーダーを務めた本間裕二は「見て、乗って、走って、お客様に“WOW”と感じていただけるようなエモーショナルなクルマ」を目指す中で、一人ひとりがその精神に向き合ってきたと語る。

クラウン スポーツにおいて、それが結実したのが“リヤフェンダーの意匠”、“アシンメトリーな内装”、そして“俊敏な走り”だという。

トヨタイムズでは、クラウンの固定概念を打ち破る「革新と挑戦」に挑んだプロジェクトメンバーの奮闘を前後編に分けて描いていく。

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