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2026.02.17
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「やりましょうよ」 販売店と心一つに 代表者会議で伝えたDNA

2026.02.17

全国の販売店トップが集う場で、豊田章男会長が語った創業のDNA。90年の節目を迎える代表者会議で再び心を一つにするために呼びかけた。

販売店代表者会議

喜一郎から章一郎へ受け継がれた「夢」は2018年、豊田会長(当時社長)の「モビリティカンパニー」宣言へとつながっていく。豊田会長は「この時私は『継承者』としての『タスキ』を受け取ったのかもしれません」「私は(社長就任から)9年という時間をかけて、ようやく『継承者』になったのだと思います」という。

続けて、会長として残された時間で果たすべき3つのことを示した。

年頭あいさつで豊田会長は、書初めに「場」を選んだ。では販売店にとっての「場」とは何か? 最後に豊田会長が販売店トップらと想いを共有したシーンを紹介する。

豊田会長

特に1つ目と2つ目。

歴史を紐解きますと、喜一郎は自動車工業をつくるために、自動車に必要な専門領域ごとに独立した会社を数多くつくってまいりました。これが今のトヨタグループの原点です。

これは何を意味するのか?

創業の「思想」を共有し、独自の「技」を身につけた「経営人財」を数多く育成したということだと私は理解をしております。

この「人財育成」こそが、トヨタの会長として、また、トヨタグループの責任者としての私の使命だと思っております。

そんなことをなぜ、今日この「場」で話しているのか。

未来は、みんなで一緒につくるものだと思うからです。

私は今年の書き初めに「場」という漢字を選びました。「現場」ではなく、あえて「場」としたのは、一人ひとりにいろいろな「場」があるからです。

私にとっては「現場」、「工場」、「市場」、「売り場」。そのすべてが「主戦場」であり、時には「修羅場」でもありました。皆さんにとっては「地場」ということかもしれません。

皆さんは、その土地に根を張り、人々の暮らしの一部として、故郷はもちろん日本という国を支えてこられました。

それがトヨタ最大の強みである「地場」ということだと思います。そんな私たちが、創業以来ずっと大切にしてきたもの。それが「販売店代表者会議」という「場」だったのだと思います。

第1回の代表者会議が行われたのは1936年。喜一郎をはじめとするトヨタの創業メンバーと皆様の先代が集まりました。

その時に確認、共有したものは、「国産車で母国日本を豊かにしたい」という「想い」だったと思います。そして、その「想い」を実現するために、それぞれの「場」で行動を起こしてきたのではないでしょうか。

今年は代表者会議が始まってちょうど90年という節目の年になります。

ここで確認しあった「想い」を、今ここにおられるお一人、お一人が自らの「場」で、「行動」で示していかなければならない。私はそう思っております。皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

豊田会長が一礼して舞台袖に下がると、過去の販売店代表者会議の映像が流れた。

これまでも販売店代表者会議の場で、幾度となく未来への挑戦を呼び掛けてきた豊田会長。映像が終わると、会場は万雷の拍手で包まれた。

すると、豊田会長が再びステージへ。本来、過去の代表者会議を振り返る映像で終わるはずだったが、再び参加者に向かって語りかけた。

豊田会長

本当はビデオで終わるはずだったんですけれども、一言御礼をお伝えにまいりました。

今見ていただいたものは、私の代表者会議での場を少しずつ昔に振り返って、皆様にいろんなことをお考えいただくためのビデオでございました。

ぜひ感じていただきたいのは、元に戻れば戻るほど、時を前に戻せば戻すほど「やりましょうよ」という言葉でエンディングしている話が多かったと思います。ただ、最初の「やりましょうよ」の原点は、皆様の先代の第1回の代表者会議だったんじゃないでしょうか。

皆様はそのDNAを継承しておられると思います。冒頭の金子理事長のお話、「WORLD ARIGATO FEST.」。4年前に計画していた時、私は「世界大会で日本の販売店を自慢させてくれよ」と言って、本当に改善をしていただいたお店が多々ございました。

コロナで中止となり、4年後にはその声がかからなかった。これは金子理事長と同じく、私も大変悔しゅうございます。世界大会はまた何年か後に必ずやってくると思います。その時にぜひ今回、このお店の中の1社でも2社でも結構でございます。「やりましょうよ」と心一つにしていただき「日本のトヨタここにあり」ということを世界に示していただくために、ぜひ皆さんのお力をお貸しいただけませんでしょうか。

販売とメーカーは、本当に両輪です。両輪の力を示すのは今だと思います。

ぜひとも今こそ、心一つに、未来づくりの仲間としてご参画いただき、一緒にモビリティの未来をつくっていこうと思います。本日は本当にありがとうございました。

トヨタイムズニュースでは、豊田会長、佐藤社長も飛び入り参加し、和やかな雰囲気で実施された座談会なども収録されている。まだご覧になっていない方は、ぜひご視聴いただきたい。きっと販売店とメーカーの絆が深まる様子を感じられるはずだ。

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