2024.10.16
篤志家の「利他の精神」と「人間愛」で発展してきた日本の更生保護。制度75周年の記念講演にトヨタの早川茂副会長が登壇。「人間と人間のぶつかり合い」だった豊田章男改革について話した。
参考:トヨタと更生保護制度のかかわり
豊田利三郎(豊田自動織機製作所、トヨタ自動車工業の初代社長)が、1937年に、嘱託少年保護司(現在の保護司の前身の一つ)となり、全国保護司連盟副会長、中部地方保護司連盟会長などを歴任。
なお、現在、愛知県の豊明市にある少年院「豊ヶ岡 * 学園」(2025年度末で廃止予定)の前身である「豊ヶ岡可塑園」は、豊田利三郎、及び同じく保護司であった岡本藤次郎氏らが、豊明市の所有地をはじめ、私財を投じて設立したもの。
*豊ヶ岡は豊田利三郎の「豊」、岡本藤次郎氏の「岡」、愛知県の少年保護事業の先駆者で学園の経営者の加藤清之助氏の「加(ヶ)」の頭文字をとったものその他、豊田章一郎(名誉会長)が、日本更生保護協会の理事長を務め、経団連と連携して創設された更生保護施設整備基金の充実強化を図るなど、制度の発展に尽力した。
このほか、トヨタグループ企業や関連企業(100社以上)が、愛知県更生保護協会の会員となり、更生保護活動を支援している。