トヨタイムズニュース
2024.08.26

小さな"楽"が地球の未来を変えていく?物流課題の解決へ

2024.08.26

コンテナの運び方、荷物を積むときのきまり、技術を活かした情報収集...。地道な効率化で叶える未来の姿とは。

背後で続々と運ばれる商品。新たにつくられたイオンの物流センターで富川悠太が口にしたのは「トヨタ生産方式(TPS)」。一体どのような関係なのか。

カーボンニュートラルの実現に向け、2021年に設立したCJPT * 。“物流効率化”と“電動化”を軸に多くの仲間とともに汗をかきながら、イオンの現場で学び、作業のカイゼンに知恵を絞っている。

*Commercial Japan Partnership Technologies。トヨタ自動車、日野自動車、いすゞ自動車で2021年4月に設立。同年7月にはスズキ、ダイハツも加わった(日野は2022年除名)。CASE技術の社会実装と普及を加速させ、輸送業が抱える課題解決やカーボンニュートラル社会の実現に貢献することを目指す。

荷物の積み込みを一目で行えるようにTPSを取り入れた事例では、作業者を楽にするちょっとしたからくりで積載効率を上げ、トラックの台数を減らし、カーボンニュートラルにつなげる。CJPTの中嶋裕樹社長(トヨタ自動車副社長)は次のように語る。

「まさに1つの作業が大きな地球の未来を変えていく事例だと思います。」

TPSだけでなく、最新のコネクティッド技術もフル活用し、物流課題の解決とカーボンニュートラルの実現に向け突き進むCJPT。設立から3年を経た現在地、そして未来を描く姿をご覧いただきたい。

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