2024.08.19
子育て世帯の働き方の選択肢を増やそうと、トヨタの工場で新たなトライがスタート。現場の声から生まれた試みに密着した。
7月15日(月・海の日)。朝8:30に明知工場(愛知県みよし市)へやってきたのは、森本さん親子。
世間は祝日でも、トヨタの工場は出勤日。お母さんの夏奈さんは、2人の子どもを職場で見守りながら働くのだという――。
実はこれ、クルマの部品を製造する明知工場、三好工場(同みよし市)が、トヨタの工場として初めてトライした「子連れ出勤」の取り組み。
「祝日の子どもの預け先に困っていた」
「夫婦どちらかが休みを取らないといけなかった」
そんな子育てをする従業員の切実な悩みに寄り添いながら、職場はどう迎え入れたらよいか検証している。
明知工場の製造現場で働く従業員は、工場にあったカメラを持ってきてスマートフォンとつなぎ、会議室で過ごす子どもの様子をウォッチ。三好工場では、職場の違う従業員が1つの会議室に集まり、協力し合いながら、子どもの見守りをする光景も。
子どもたちも、勉強をしたり、おもちゃやゲームで遊んだり、お友達ができたり、時々、お仕事のお手伝いをしたり…と楽しみながら1日を過ごす。
「すぐそばで仕事をしながら子どもをみることができる。これからの働き方改革が進めばいいな」と森本さん。
トヨタが目指す「全員活躍」へ、子育て世帯の働き方に選択肢をつくろうと始まった子連れ出勤。温かくて、ほっこりする取り組みを、以下のリンクから楽しんでご覧いただきたい。