トヨタイムズニュース
2024.09.02
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コミュニケーションの未来を探るプロジェクト "トミーくん"って何者?

2024.09.02

2023年6月某日、トヨタではある計画がスタートしていた。その名も"トミーくんプロジェクト"。ロボットを通じてコミュニケーションの未来に迫る。

突然だが皆さんは“ロボット”と聞いて、どのようなものを思い浮かべるだろうか? トヨタイムズ読者だったら、クルマに部品を組み付ける大きなアームだろうか。家庭用なら掃除機などもあるだろう。

今やさまざまな場面で活躍するロボットたちだが、日本科学未来館(東京都江東区・お台場)では202311月、トヨタが開発したパートナーロボット*の「ケパラン」が登場した。34個の関節に取り付けたモーターの動きで滑らかに踊るだけでなく、人やモノを認識してコロコロと表情を変え、来場者を楽しませている。

*産業用ロボットの技術を応用し、『人の活動を支え、人と共生する』をコンセプトに、主に身体の不自由な方や高齢の方を支援するロボット。トヨタが研究に取り組んでいる。

これまでも、東京オリンピック、パラリンピックの公式キャラクター「ミライトワ」と「ソメイティ」のロボット化などにも取り組んできたトヨタ。20236月には、人とロボットのコミュニケーションの可能性を探るべく、“トミーくんプロジェクト”なるものが進められていた。

その全容を知るため取材を続ける富川悠太だったが、なぜか逆にインタビューされることに。さらには両腕や頭に機器を取り付けたり、愛知県内の園児に会いに行ったり…。ロボット開発の最前線では何が行われていたのか。

ゲストに迎えた日本科学未来館の浅川智恵子館長とトヨタ未来創生センターの古賀伸彦センター長が語る、ロボットの未来。そこにはトヨタが目指すモビリティカンパニーへの変革に通じるものがあった。

豊田章男会長はしばしば、クルマを「『愛』の付く工業製品」と語っている。トヨタがつくったロボットも、いつか私たちの相棒になるかもしれない。かつてSFマンガの中で想像した未来の訪れを感じさせる今回のトヨタイムズニュース。最後までお楽しみください。

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