音とCO2が出ない"水素クルーズ" 未来をつくる技術が集結

2024.07.22

水素・燃料電池(FC)の技術が、クルマ以外でも活躍を見せている。日本初の水素を使った旅客船、大盛況のFC技術展に迫った。

日本初の水素とバイオディーゼルを燃料とするハイブリッド旅客船「HANARIA」が、4月に北九州で営業を開始した。船にはMIRAIと同じ水素燃料電池が搭載されている。

水素とバイオディーゼルのどちらか、もしくはその両方を使うなど、動力源は航行状況に応じて切り替え可能。これにより(化石燃料での航行と比較して)二酸化炭素(CO2)排出量を53%から100%削減できる。

水素だけで動くゼロエミッションモードの乗り心地を、富川悠太が体験。CO2と音が出ない快適な航海を、ぜひ映像でご覧いただきたい。

クルマとは異なり、水素ステーションでの補給ができない状況での航海は、技術的にも新たな挑戦だった。取材班が船の内部に潜入し、トヨタと他社の協力で実現した運航システムに迫った。

HANARIA」をはじめ、水素・燃料電池(FC)の技術活用はクルマ以外でも広がっている。番組後半では2月に行われた「H2FC EXPO 水素燃料電池展」へ。

多くの企業や自治体が出展し、給湯器や発電機など、水素・FC技術のさまざまな活用例が示された。海外からも人が訪れ、盛況を見せた現地の様子は本編でご確認いただきたい。

水素をもっと身近なエネルギーにしたい。その想いに支えられた挑戦が、クルマ以外のさまざまな場所でも広がっている。カーボンニュートラルの未来に向けた仲間づくりの最前線を、どうぞお見逃しなく。

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