2024.07.15
モリゾウが中国にやってきた。クルマ好きを増やす、笑顔にするという使命を引っ提げ、上海で得意のドーナツターンを決めた――!
会場にスキール音が響き渡る。タイヤと路面の摩擦で白煙が立ち上る。プロドライバーたちのドライビングに歓声が沸く。
上海で6月、TOYOTA GAZOO Racingフェスティバルが開かれた。中国では初開催となるイベントだ。クルマ好きを増やそうと、これまでタイやフィリピンなどでも実施してきた。
ところがこの時期の上海は、あいにく梅雨。降水確率100%の中、会場に足を運んだ900人の前でモリゾウが披露した圧巻のドーナツターン。すると晴れ渡ったのは観客の表情だけではなく、空模様まで…?
中国のプロドライバーだって負けていない。息ぴったりのハンドルさばきに、モリゾウも興奮した様子をみせる。
海外のクルマ好きの仲間たちと過ごした、熱狂のひと時。さかのぼること約半年、東京オートサロンでモリゾウは、こんなことを語っている。
どの国にも、自動車産業への期待があるのではないかと思います。
その期待があるからこそ、あの熱さがある…。
一方、日本では期待どころか「この産業を衰退させたいんじゃないか」と思えるようなことばかり言われている気がします。
カーボンニュートラルの山の登り方は国や地域によって違います。
ただ、共通して必要なのは「クルマへの想い」なんじゃないでしょうか?
海外には熱い想いを持った仲間たちがたくさんいることがわかりました。
今年もモリゾウは、そんな仲間を探したい! そして会いに行きたいと思っています。
正直、そんな仲間に会えるとモリゾウは元気になれるんです。
モリゾウが“ドーナツ”を描くたびに生まれる笑顔の輪。まだまだ世界中に広がっていきそうだ。