2024.01.22
豊田の姓を受けてから、社長として闘い続けてきた14年間まで。半生を振り返ったスピーチと経営者に向けたメッセージ。
「すべて闘いだったので」。トヨタイムズのカメラにそう言い残して、豊田章男会長は会場に向かった。
1月13日、製造業の経営者や役員200名が集まって行われたNPS研究会*の総会で、豊田会長がトヨタ生産方式(TPS)をテーマに講演を行った。
*トヨタ生産方式をベースに、最も効率のいいモノづくりに挑戦する45社以上の企業が集まった研究会
演題は「私とTPS ~現場に主権を取り戻す闘い~」。スピーチと出席者とのQ&Aセッションは90分に及んだ。
どこに行っても「トヨタの御曹司」という目から逃れられず、「私はいったい何者なのか」と悩み続けてきた豊田会長。その心の支えとなったのが、TPSとの出会いだったのだという。
講演には、かんばんも、アンドンも、ポカヨケも出てこない。単なるモノづくりにとどまらない、“経営哲学としてのTPS”があった。
なお、講演の後には、出席者とのQAセッションも。「経営者として変えることと、変えないことは?」「トップリーダーの心得は?」「後世に伝えたいことは?」
現地、現物、現実にこだわり、闘い続けてきた経営者・豊田章男の信念が詰まった60分。トヨタイムズでしか見られない映像をぜひご覧いただきたい。