トヨタイムズスポーツ
2024.05.15

僅か1点差の悔しい敗北 アルバルク東京が見せた渾身の戦い

2024.05.15

Bリーグのチャンピオンシップ準々決勝を前に、男子バスケットボール・アルバルク東京を特集。今季の戦いを振り返りながら、念願のBリーグ年間王者に挑む選手たちの意気込みをレポートする。

5月10日のトヨタイムズスポーツは、男子バスケットボールを特集。5シーズンぶりのBリーグ年間優勝を目指すアルバルク東京は、放送日の夜から始まったチャンピオンシップの準々決勝(クォーターファイナル)に出場した。

前年王者の琉球ゴールデンキングスに残念ながら敗退してしまったが、大一番に意気込む選手たちへのインタビューや、今季の戦いを振り返る解説を見て、来シーズンに向けあらためて応援のボルテージを上げよう! アルバルクWE!

チャンピオンシップで前年王者の琉球と激闘

60試合を勝ち抜いた強豪8チームが集結したチャンピオンシップ。2勝先取方式のクォーターファイナルにて、前年王者の琉球ゴールデンキングスと戦うことになったアルバルクは、2度にわたる延長戦となった第1戦を残り9.3秒で逆転され、80-81の悔しい敗戦となった。

第2戦はライアン・ロシター選手が24得点13リバウンドの大活躍で、序盤のリードを守って73-69
と逆王手をかけることに。

運命の第3戦。第1クォーターで僅かなリードを許したものの、その後は一進一退の手に汗握る展開。迎えた第4クォーター後半、アルバルクは猛烈な追い上げを見せ、小酒部選手がファウルを受けながらも3ポイントを決めたことで、ついに同点へと追いつくと会場は大興奮。しかし、終了間際にフリースローを決められ、57-58とまたしても1点差で涙を呑む結果となってしまった。

最後は残念な結果となってしまったが、ベストを尽くした選手たちの戦いに勇気づけられた人も多かっただろう。

引退試合の元同僚・桜井良太からもエール

時計の針を戻し、5月4日のレギュラーシーズンの最終戦。アルバルクはレバンガ北海道に勝利し、東地区2位という結果になった。この試合では、新人の頃にアルバルクに在籍していたレバンガの桜井良太選手の引退セレモニーが行われ、豊田章男会長からメッセージが寄せられた。

試合終了後に桜井選手を拍手で見送るアルバルクの選手たちに向けて、桜井選手から「CS頑張ってください!」と熱いエールも。その模様はアルバルクの公式Xに掲載されている。

Bリーグ、レギュラーシーズンの年間順位

平均失点69.75。ディフェンス強化でシーズン最多勝

今シーズンのアルバルクは東地区1位を逃したが、チームとしてシーズン最多勝となる48勝12敗。選手は大幅に入れ替わったが、2連敗は1度だけ。2月10・11日の三遠戦のように、大差で敗れても次の試合は反省を生かして取り返し、勝負強さも身に付いた。

アルバルク東京、レギュラーシーズンの全戦績

女子バスケの元日本代表で銀メダリストの三好南穂アスリートキャスターは、今季のアルバルクの強さは、平均失点69.75の「ディフェンス」にあると解説。「失点はここ数年着実に減っていて、70点を切るのはなかなか難しいんです。アドマイティスHC(ヘッドコーチ)が2年目になって、(ディフェンス強化が)チームに浸透してきたと思います」と語った。

チャンピオンシップに向けてディフェンスリバウンドの重要さを語る、デイニアス・アドマイティスHCのインタビューは28:53から

勝利を引き寄せる小酒部泰暉の“ニヤリ”

ディフェンス面でエースキラーの役割を担うのが小酒部泰暉選手。「日本代表や上手い選手とやる時は、個人として楽しいという気持ちもありますし、チームからマッチアップを任せられることはうれしいと思います」と語る。

相手を止めた小酒部選手が“ニヤリ”と見せる笑みが、ファンの間でも評判になっている。本人は「自分ではあんまりわかんないです」と話しているが、シャイな小酒部選手は優勝した時にどんな笑顔を見せてくれるのだろうか。インタビューは14:46から

“無心”で3Pシュート量産を狙う安藤周人

3Pシュートで攻撃のカギを握る安藤周人選手へのインタビューでは、同じく3Pの名手である三好キャスターとのやり取りに注目。安藤選手は「(シュートが)入ってる時は、何も考えてないなと感じるところがあります。マイナスのことを考え始めてしまうと、試合にも影響が出ちゃうし。何も考えないことが自分の中で1番ベストと思うので、いかにそういった状態に持ってこられるか」と語った。

三好キャスターは「自分も現役やってきて、この無心をどう作っていくのかは分からず終わって」と、その難しさを説明していた。

テーブス海は父親のWリーグ制覇をモチベーションに

新加入のテーブス海選手は、ポイントガードとしてチームを牽引した。「負けた試合から学んで成長できたシーズン。試合の出だしから自分たちのインテンシティ(強さや激しさ)だったり普段やらないといけないことを遂行できないと、負けにつながるのをあらためて実感した」と振り返る。

父親は女子バスケ富士通レッドウェーブのBT・テーブスHC。Wリーグの優勝を決めたファイナル3戦目を観戦したそうで、「お父さんが何回も決勝に行って負けたのも分かっていたので、シンプルにお父さんのためにうれしかった。その気持ちが落ち着いたら、自分のチームが優勝できるように頑張らないといけないというモチベーションに変わりました」と話していた。

父子優勝を目指すテーブス選手へのインタビューは22:35から

だんだん似てきた? 豊田会長とルーク

「我々はチャンピオンであるぞ、と思い切ってください。皆さんならできると思います」とシーズン終盤の試合を観戦し、選手を激励していたのが、豊田会長。マスコットであるルークは会長と同じ黒いメガネを着用し、本人はルークの帽子を被って応援するほどの熱い絆で結ばれている。今回の放送でも、チャット欄に豊田会長から数多くのコメントが寄せられた。

今季は豊田会長が3戦も観戦したのだが、1勝2敗。キャプテンのザック・バランスキー選手は「(2敗は)良くはないです。どっちも競った試合で、こういうタフなゲームを勝ち切っていきたいなと思います」と語った。

ザック選手からは、優勝した際のごほうびをおねだりする発言も。豊田会長は「佐藤社長に、頼んであげるよ」とコメント。そんなチャット欄の動向も面白い、ザック選手のインタビューは32:33から

次回は村岡桃佳ら出場の世界パラ陸上を特集

今回の「Road to PARIS」(38:31から)のコーナーは、冬季パラリンピック(パラアルペンスキー)で9個のメダルを獲得し、現在はパラ陸上に専念してパリ大会を目指している村岡桃佳選手。放送中もチャット欄にコメントを投稿し、5月17日から25日まで神戸で開催される世界パラ陸上選手権への応援を呼び掛けていた。

毎週金曜日11:50からYouTubeで生配信しているトヨタイムズスポーツ。次回(2024年5月17日)は、その世界パラ陸上を特集する。パリ大会の出場権獲得に向けて、車いす100mと800mに村岡選手が出場するほか、100mに石田駆選手、走幅跳に芦田創選手、車いす1500mに鈴木朋樹選手、やり投に高橋峻也選手が出場予定。三好キャスターが現地の様子をお伝えする。ぜひ、お見逃しなく!

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