トヨタアスリートの活躍が至る所で観られるスポーツの秋! 今回は2日間で4つの競技を駆け巡りながら、その魅力をレポートした。
10月20日のトヨタイムズスポーツは、注目の4つの競技を一気に駆け巡る特別企画。週末に行われた男女バスケットボールのホーム開幕戦、マラソンのパリ大会代表を決めるMGC、世界初開催のエアレースXの盛り上がりぶりを取材した。スポーツの秋本番に向けて、 番組がお届けするさまざまな競技の魅力を感じてほしい!
女子バスケはベンチのパフォーマンスにも注目
初の試みとなるハシゴ観戦企画のスタートは女子バスケットボール。10月14日に名古屋市体育館で行われたアンテロープスのWリーグ開幕戦を、OGでもある三好南穂アスリートキャスターが取材した。その模様は07:08から。
序盤からシラ ソハナ ファトージャ選手や梅沢カディシャ樹奈選手が躍動し、大量にリード。 105対53の圧勝を飾り、大神雄子ヘッドコーチも「40分通してしっかりアンテロープスのバスケットボールを闘い抜けたことは収穫」と手応えを感じていた。
山本麻衣選手が見てほしいと語ったのは、ベンチのパフォーマンス。3ポイントシュートを決めた時などに、観客と一緒に盛り上がれるポーズを用意しているそうだ。バスケットカウント(得点+フリースロー)の時も注目で「(宮下)希保さんは違うバージョンがあるので、それはお楽しみに」と話す。
「みんなが素晴らしい活躍でつかんだ大事な一勝です」と試合を総括した三好キャスター。左手の「見えない腕時計」を確認して、「今4時半ですね。アルバルクは試合かな」と、次の会場へとバトンをつないだ。
Bリーグ初の1万人を記録したホーム開幕戦
舞台は東京に移り、森田京之介キャスターが訪れたのは代々木第一体育館。Bリーグの初戦を2連勝したアルバルク東京が、ホームでの開幕戦を迎えていた。前売り券、当日券も完売し、入場者数は1万40 人。リーグのクラブ主管試合として初めて1万人を突破する歴史的な1日となった。
均衡した試合の中、逆転の3ポイントを放ったのがセバスチャン・サイズ選手。リバウンドでもチームを引っ張り、75対60での勝利に貢献した。試合後は「勝負どころでシュートを決められて、本当に最高の気持ちです」と話していた。
新加入のテーブス海選手も活躍し、「周りに素晴らしい選手が何人もいるので、自分のやることは明確」と語る。同学年の吉井裕鷹選手、小酒部泰暉選手と同時にコートに立つ時間帯もあり、「ちょっと気まずかったですね」と言うが、真偽のほどは現地観戦でぜひ確かめてほしい! また、そのコメントの理由を知りたい方はコチラをチェック。選手へのインタビューは14:35から。
チームの絆で戦った雨のMGC
翌日朝8時からのMGC(マラソングランドチャンピオンシップ )は、あいにく土砂降りの天気。上位2人がパリに内定するレースは、厳しいコンディションとなった。それでも陸上長距離部の出場選手5人を応援しようと、トヨタ東京本社前には多くの応援団が駆け付けた。
前回のMGCで東京大会出場を決めた主将の服部勇馬選手は「今回は応援の立場ということで、当初は悔しい気持ちもありましたけど、本当に心から彼らを尊敬していますし、いい走りを期待したい」と沿道から声援を送る。集団が通過すると、次の応援ポイントに向けて雨の中を駆け出していった。
トヨタの5人は、安井雄一選手が18km辺りで抜け出しにかかる場面があり、20km過ぎには畔上和弥選手が集団を引っ張る見せ場も。だが終盤になって集団がばらけ、安井選手の19位が最高という結果に終わった。
レース後の安井選手と畔上選手の表情は、悔しさとやり切った想いの両方が入り混じっていた。安井選手は「僕も畔上も下積み時代がすごく長かったんですけど、2人でトップの方で走っているというのはうれしかったです」、畔上選手は「安井さんが果敢に前に出た時に、自分も勇気をもらって決意が固まった」と語る。2人のインタビューは21:56から。
エアレースXがモータースポーツの新たな扉を開く
午後のエアレースXの舞台は、雨もやんだ渋谷の空。とは言っても、リアルな飛行機が飛ぶわけでなく、AR技術を駆使して、世界中のパイロットの飛行データを再現して競わせる新しいレースだ。アジア唯一のエアレースパイロットである室屋義秀選手らが提唱し、渋谷で初めての開催となった。
準決勝が始まり、アプリを使ってスマホを空にかざすと、見えないはずの飛行機の航跡が画面に映し出され、飛行機が近づくと音も大きくなる。ARゴーグルを使って決勝を観戦した森田キャスターは、その没入感に感動していた。AR体験の模様は29:18から。
見事に初代王者となった室屋選手は、ここ数年エアレースが開催できなかったことが「X」開催の経緯だったと振り返る。「レースの場所がないと諦めていたんだけど、レクサスの当時の佐藤プレジデント(佐藤恒治社長)が『ちょっとやってみなよ』みたいなことで。リアルにやるには移動もあるし資金も必要だし、考えてこういう形になった」と話す。
「レース自体は1カ所に集まっているのとほとんど変わらない。1ミスも許されないような熱いレースをいろんな形で見てもらえるのは、モータースポーツの新しい扉を開いたんじゃないかな」と室屋選手。新しい参加者に裾野を広げることもでき、「この仕組みをモータースポーツ全体の底上げに活用できたら」と抱負を語った。
宇野昌磨の独占インタビュー公開中
スポーツの秋は、その他のトヨタアスリートの活躍もたっぷり。2028年のロサンゼルス大会での競技復帰が決定した女子ソフトボールなど、さまざまな競技の結果を紹介した。ビーチバレーボール部とスケート部からメッセージVTRが送られ、夏と冬の競技が入り混じるのも秋ならでは。
フィギュアスケートもシーズン開幕を控え、宇野昌磨選手と紀平梨花選手からメッセージが届けられた。紀平選手は今シーズンはけがの治療を優先するが、宇野選手はトヨタイムズの独占インタビューもあり、視聴者から期待するコメントが寄せられていた。
毎週金曜日11:50からYouTubeで生配信してるトヨタイムズスポーツ。次回(2023年10月27日)は、ジャパンモビリティショーが行われる東京ビッグサイトから生中継。一般公開日を前に、パラアルペンスキーの森井大輝選手と会場を回る。ぜひ、お見逃しなく!