トヨタイムズスポーツ
2023.06.07
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富士24時間を1時間に凝縮!全てはラジコンバトルで始まった!?

2023.06.07

2023年5月26・27日におこなわれたスーパー耐久富士24時間レースを6つのポイントで振り返る特集。スタジオゲストは液体水素GRカローラに乗った佐々木雅弘選手!

トヨタイムズスポーツは今年も、スーパー耐久シリーズ(S耐)第2戦の富士24時間レースを生中継。6月2日の特集では、24時間の激闘を6つのポイントに絞って振り返った。ゲストは、世界初の液体水素エンジンの挑戦で見事完走を果たした佐々木雅弘ドライバー。前哨戦となったラジコン対決、14号車の総合優勝など話題づくしだった24時間の裏話を披露した。レースの模様をまだ見ていない人も、動画などで楽しんだ人も、チェックしておきたい必見の放送だ。

90秒のダイジェストで振り返る富士24時間

まず見ていただきたいのは、富士24時間の興奮が詰まったダイジェスト映像。レースや生放送の撮れ高部分を濃縮して詰め込んだ約90秒の動画は05:12から!

番組が追いかけた5台のレース結果は、14号車メルセデス AMG GT3が730周で総合優勝。トムススピリットの86号車は340周でリタイア。カーボンニュートラル燃料対決となった28号車GR86と61号車スバルBRZは、28号車に軍配が上がった。32号車の液体水素GRカローラは、初参戦で358周を完走した。

①白熱のラジコン対決

6つの注目ポイントの最初は、練習走行日に行われたプロドライバーのラジコン対決。本番で走るルーキーレーシングの3台をラジコンで完全再現して、“小さな富士スピードウェイ”を走った。

ドライバーは、14号車が片岡龍也監督、蒲生尚弥選手、28号車が大嶋和也監督、山下健太選手、32号車が石浦宏明監督、佐々木選手。自分たちのクルマを操縦するだけでなく、バッテリー交換などのピット作業も行い、前哨戦はヒートアップ。

観戦したモリゾウ選手が「実際のクルマの運転と同じような運転に見える」と表し、各ドライバーの個性が垣間見える熱戦のフル動画はこちら

②液体水素での初完走

社会的なトピックにもなった液体水素燃料でのレース初参戦。32号車が完走できたことは、けっして簡単なことではなかった。佐々木選手は「マイナス253度の温度の管理をしながら走らせるのは、相当な技術が必要。レーシングスピードで走らせるのは相当な苦労もあったと思う」と語った。

くしくも2年前の気体水素での初挑戦と同じ358周。その結果に対する佐々木選手の解説や、公式テスト時点でのシビアなやり取り、チェッカーを受けた時のエンジニアとモリゾウ選手らのエピソードなど、話題は尽きない。

燃料ポンプなど、今後の改善点についても佐々木選手の注目の発言が聞ける。様々な人々の想いが詰まった液体水素エンジンカローラの開発に至る軌跡は、ぜひ5月29日のトヨタイムズニュースを見ていただきたい。

③ハードな夜勤担当

通常のチームならベテランの域の佐々木選手と石浦監督だが、32号車のドライバー陣では若手のため、夜間の走りを担当した。そのハードさについて、石浦監督が語った。

様々なクルマが同時に走るスーパー耐久ならではの難しさもあり、上のクラスの車両に抜かれる際には、後方からのヘッドライトで距離感を測らなければならない。石浦監督が明かす、夜のテンションの上げ方にも注目だ。

④監督兼ドライバーの奮闘

片岡監督、大嶋監督、石浦監督にとっては、ドライバーと監督業を両立させながら、休むことも難しい24時間になった。レース後には、疲れを見せずにインタビューに答えた大嶋監督。その言葉からは、選手への気遣いやチームワークの良さが感じられる。

⑤14号車 初の総合優勝

残り30分を切って逆転した14号車の総合優勝に、ルーキーレーシングはチーム全体が歓喜に包まれた。オーバーテイクの瞬間やチェッカーフラッグの映像は38:25から!

番組でも、最後を任された蒲生選手や、平良響選手、片岡監督にインタビュー。蒲生選手のあわやの場面や、片岡監督が利かせた“スパイス”について、佐々木選手が裏話を披露した。

モリゾウ選手が「ラジコンのフィニッシュが目に浮かんでくる」と語るのは、優勝直後の場面。蒲生選手がピットレーンの前を曲がり切れず、「デジャブかなと思うくらい」と森田京之介キャスター。ラジコンがレース決勝の様々な伏線になっていたことが分かる。問題のシーンは46:28から。

⑥伝統のル・マンでも水素?

富士24時間の前後には、ル・マン24時間に関する良いニュースと悪いニュースがあった。朗報は、2026年から新設の「水素クラス」に、燃料電池だけでなく内燃機関の参戦も認められたこと。富士で続けているチャレンジがル・マンにつながった。

一方で、今年のル・マン24時間は、6連覇を目指すトヨタに重い重量が課されることが明らかに。厳しい条件となったが、6月10・11日は日本からフランスにエールを送ろう!

新施設の紹介&24時間生中継アーカイブ

海外から番組を視聴していたエンジニアが生放送のチャットに参加して、佐々木選手とのやり取りも見どころになった今回。富士24時間の直前の放送では、サーキットに隣接した新しい施設を取材。富士スピードウェイホテル」に潜入した放送のほか、5月26日の通常放送では「富士モータースポーツミュージアム」「ウェルカムセンター」も紹介している。


また、富士24時間レースの生中継もアーカイブで見ることができるので、フルでも楽しんでいただきたい。

富士24時間レース生中継 #1(5/27(土)14:00~)

富士24時間レース生中継 #2(5/27(土)22:30~)

富士24時間レース生中継 #3(5/28(日)7:30~)


毎週金曜日11:50からYouTubeで生配信してるトヨタイムズスポーツ。次回(2023年6月9日)は、ドリフト競技を特集する。フォーミュラドリフトジャパン に参戦したWRC王者の超絶ドリフトに、佐々木選手も「見たことないクルマの動かし方をする」と驚くほど。新しい競技の魅力を探る放送を、ぜひ、お見逃しなく!

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