永久欠番の背番号「7」正中岳城がゲスト出演! チャンピオンシップに向けた「アルバルク東京」の見どころと王座奪還に必要な要素を解説した。
昨シーズンの雪辱を期して再び王座へ
アルバルク東京は、2017-18、18-19シーズンのBリーグを連覇し、19-20年は東地区優勝を果たしたがコロナ禍でシーズンが終了。昨シーズンは、チャンピオンシップ進出を逃すまさかの成績となった。
連覇に大きく貢献したのが、元日本代表で2007年から13年間在籍したゲストの正中さん。背番号「7」は永久欠番で、まさにチームのレジェンドだ。現在はトヨタの広報部に在籍し、森田京之介キャスターの先輩でもある。
今シーズンは既にチャンピオンシップ進出が決定。番組の冒頭、正中さんは「いよいよシーズンのクライマックス。皆さんの応援が力になります!」と視聴者に力強く呼びかけていた。
そして、レギュラーシーズンも大詰めのアルバルクを正中さん自らが取材。選手たちへのインタビューも行った。
レジェンド正中岳城、初めてのおつかい
正中さんが取材したのは、4月17日にホームのアリーナ立川立飛(東京都立川市)で行われた試合。ファンの目線でアリーナを訪れ、アルバルクのオフィシャルショップに入店した。応援グッズのユニフォームを正中さんが購入するという現役時代にはありえないシチュエーションに、チャットでは「初めてのおつかい(笑)」というコメントも。
この日は、AR(拡張現実)で選手と一緒に写真が撮ることができ、正中さんも挑戦。買ったばかりのユニフォームを着ていた正中さんが中央に立つと、まるでチームに現役復帰したかのような写真の仕上がりに。
チアリーダーと並んでARで撮影することもでき、こちらもパシャリ。バスケ界では「漢(おとこ)の中の漢」と称される正中さんだが、この時ばかりは、はにかんだ笑顔を見せていた。
試合前の選手の調整の様子や、公式球などについても正中さんが現地で解説。アリーナ内には正中さんの永久欠番のユニフォームだけでなく、トヨタイムズのロゴもあるので、応援に行った際にはいろいろ探してみるのも楽しいだろう。
豊田社長から「連敗はダメ」と喝!
スタジオでは、アルバルクの今シーズンの戦いぶりを振り返った。選手の大型補強を行ったが、シーズン序盤は苦戦。その理由は「チームの緻密な戦術と連動性にある」と正中さんは語る。
選手のポジションについて「10cmや15cm(の違い)で結果が変わってくる。その辺りを見すえて配置が決まっている」と正中さん。アルバルクのシステマティックな戦術と、選手同士が共通理解するまでの難しさについて解説した。
開幕戦は2連敗。直後の昨年10月6日のトヨタイムズ放送部では、豊田社長がゲストで出演しており、「連敗はやめてほしい」と選手たちを激励した。その件について「豊田社長から次負けたらシーズン終了と厳しい言葉をいただいて、みんなに喝が入った。結果いい方向に向かっているのは、チームとして成長しているなと思います」と語る、ザック・バランスキー選手のインタビューも紹介された。
新加入選手の活躍でリバウンドが大幅増
シーズン後半は選手の共通認識も高まり、放送時点で東地区2位。昨シーズンとの大きな変化を、正中さんは「リバウンド」と分析。1試合平均のチームのリバウンド獲得数は、約32本から約40本へと大幅に増加した。
正中さんは、試合を左右するリバウンドの重要性について詳しく解説。大きな役割を果たしているのが、新加入のセバスチャン・サイズ選手と、ライアン・ロシター選手だ。
2人のほかにも、正中さんは注目する選手たちを続々と紹介。若手のホープである小酒部泰暉選手や、連覇を支えたベテラン選手らの力も必要になってくると話していた。
番組では、正中さんによる注目選手たちへのインタビューも放映。クラブのレジェンドならではの込み入った話も聞き出していた。
チャンピオンシップ制覇に必要な応援の力
5月12日からチャンピオンシップ準々決勝に臨むアルバルクだが、試合会場は確定していない。戦績の良いホーム開催でファンと一緒に戦うためには、東地区2位以上が必要で、残りのレギュラーシーズンも負けていられない。
「目の前の一戦が大事」と正中さん。アルバルクの試合を見たことがなくて肩身が狭そうだった森田キャスターは、放送当日の試合を見に行くと宣言していた。
優勝に向けて5人の選手のメッセージVTRも紹介。ザック選手は「トヨタの会社全体の後押し、応援を昔から感じています。今シーズンも全力で後押ししていただければ、絶対優勝します!」、田中大貴選手は「(Wリーグを優勝したアンテロープスに続き)男子もいい報告ができる様に頑張ります」と話していた。
特集の最後は、正中さんと森田キャスターが勝利を誓う掛け声とポーズ。「アルバルク! WE!」
放送部は次回(5月11日)から11:50開始
今回のトヨタアスリートの予定紹介は、2週間分をたっぶりとお届け。デフリンピック(聴覚障がい者の世界大会)や国内の大会に出場する選手たちからも、ビデオメッセージが寄せられた。ゴールデンウィーク中は各地で選手たちが活躍するので、ぜひとも放送で予定をチェックしていただきたい。
毎週水曜日のお昼にYouTubeで生配信しているトヨタイムズ放送部。5月からは開始時間が10分早まり、「11時50分」から放送される。連休休みをはさんで、次回(2022年5月11日)は、新体操の元日本代表キャプテン、杉本早裕吏さんがゲストに登場予定。ぜひ、お見逃しなく!