トヨタイムズスポーツ
2022.05.16
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フェアリージャパンPOLA新コーチ・杉本早裕吏が語る、美しさの秘訣

2022.05.16

新体操日本代表のコーチに就任した、杉本早裕吏さん(元日本代表)生出演! トヨタ所属の竹中七海選手(日本代表)もVTRで登場し、華麗な演技と共に新体操の魅力を紹介した。

5月11日に配信されたトヨタイムズ放送部は、新体操フェアリージャパンPOLA(日本代表)前主将で現在はコーチを務める杉本早裕吏さんが生出演。美しさを競う新体操の魅力を深掘りし、元フィギュアスケーターの小塚崇彦さんらがリボンの演技に挑戦した。

今回から11時50分に放送開始

今回から開始時間が10分早まり、1150分からのスタートとなった放送部。冒頭はトヨタアスリートの試合結果から始まる形となり、好成績を残した選手たちのコメントや特別なムービーが寄せられている。就業時間中でライブでは見られないという方も、ぜひアーカイブを見返していただきたい。

今回の特集は新体操。ゲストには、同じ芸術性を採点する競技の小塚さんもアスリートキャスターとして出演した。新体操の選手たちはフィギュアスケートを参考にしていることが多く、杉本さんは「今年から芸術の部分でルールが変わり、そこの部分ですごく磨いていかなければいけないので、いつも勉強させていただいています」と語った。

この日の視聴者のコメント欄がざわついていたのが、小塚さんと森田京之介キャスターの日焼けした顔。色白な杉本さんとは対照的で、豊田社長までがコメントで指摘するほど。二人の日焼けの理由は、番組の最後で明かされていた。

日本代表主将としてオリンピック2回出場

杉本さんは2013年に日本代表に選ばれ、翌年から2021年に引退するまで主将としてチームを牽引。2度のオリンピックでの団体8位入賞に貢献した。現在はトヨタから日本体操協会に出向している。6歳で競技を始めた頃の杉本さんや、選手時代に書き留めていたノートの秘蔵写真も披露された。

「人生の一部が新体操だったので寂しい気持ちはあるんですけど、指導者として自分が経験してきたことを伝えていけたら」と語る杉本さん。現役の時にできなくて、最近やってみたことなどを話した。

番組では、新体操の基本をイラストで紹介した。13メートル四方のフロアマットの中で競技が行われ、団体は1チーム5人。リボン、クラブなど5種類の手具(道具)から選んで演技する。

「妖精(フェアリー)のようにあれだけ美しく舞う裏には、並外れた努力や練習量があるはず」と森田キャスター。その秘密を探るべく、事前に取材を行っていた。

竹中七海選手がリボンやフープをレクチャー

取材VTRに登場したのは、トヨタに所属する現役の日本代表である竹中七海選手。手具(しゅぐ)の扱い方について森田キャスターにレクチャーとともに華麗な演技を披露した。

森田キャスターが最初にチャレンジしたのはリボン。6メートル以上の長さがあり、床に触れると減点になってしまう。なんとかリボンを回し続けることに成功した森田キャスターだが、腕の筋肉をかばって「パンパンになりますよ」と早くもキツそうな表情。

続いてフープとボールを挑戦してみた森田キャスターは、その難しさを体感。身体の一部のように手具を操る竹中選手のしなやかさに驚いていた。団体では動きを合わせることも大事で、竹中選手は「個性を大事にしながら、それぞれの良さを出して、合わせるところは合わせる感じ」と話していた。

スタジオでは、杉本さんがリボンを使って「ソフトクリーム」と呼ばれる技を披露した。同じ技に失敗した小塚さんは「見よう見まねで何となくできても、技(にまで仕上げるの)は練習のたまものですね」と苦笑いしていた。

ほかにも、演技のときだけではなく日常生活から美しい姿勢を意識している新体操選手ならではの、意外なあるあるが紹介された。

コーチでも「さゆりん」と呼ばれる信頼関係

新体操はチームワークが重要で、日本代表選手は年間350日を共同生活で過ごす。その中で7年という長期間にわたり、主将を務めたのが杉本さんだ。「一人ひとりの性格を理解したうえで、この人にはこういう言葉がけをしようというのを常に意識していました」と振り返った。

チームをまとめるうえでの心構えや、コーチになっての変化などについても、スタジオトークを展開。小塚さんは「(普段の杉本さんは)ふわっとした雰囲気。指導に入るとビシビシと変わるのですか」と不思議そう。現在も選手たちとの関係性はあまり変わらず、現役当時と同じく「さゆりん」と呼ばれ、敬語なしで会話しているという。

竹中選手からはVTRで「選手主体で丁寧に教えてくれて、伸び伸び演技できて成長していける感じがあります」と感謝のメッセージ。小塚さんは「信頼しあっている関係だからこそ、つくりあげられるチーム力があると思います」と解説していた。

フレッシュな新生フェアリージャパンPOLAに期待

新生フェアリージャパンPOLAは、今年9月にブルガリアでの世界選手権を控える。杉本さんは「メンバーもガラッと変わって、フレッシュさがあふれている選手たち。一人ひとりの能力がすごく高い選手が集まっているので、今後楽しみにしていただきたいと思います」と応援を呼び掛けていた。

毎週水曜日11:50からYouTubeで生配信しているトヨタイムズ放送部。次回(2022518日)は、今年トヨタに入社した新人アスリートを特集する。ゲストにスポーツ強化・地域貢献部の竹内大助さんが出演の予定。ぜひ、お見逃しなく!

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