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"新番組"で豊田章男が語った2022年。カーボンニュートラルは...ロシア生産事業終了は...日野自動車は...

2022.12.30

年の瀬、トヨタイムズで新たな挑戦が始まる。新番組「トヨタイムズニュース」、MCは富川悠太。オウンドメディアの目指す姿は?カーボンニュートラルの"苦労"とは?ロシア生産事業終了の決断の苦しみとは?日野自動車に思うことは?今年注目のニュースを、豊田章男が語った。

報道は対立構造?カーボンニュートラルでの「苦労」

カーボンニュートラルに向けて動いた1年を振り返り、豊田社長がまず発したのは「本当に、苦労しました」という言葉だった。

豊田社長
私が辛いなと思ったのは、報道は対立構造でものを言うんですよ。BEV対ハイブリッド車とか。ところがトヨタはグローバルかつ完全フルラインナップです。

豊田社長はカーボンニュートラルについて、「誰一人取り残したくない」と語る。その意味は、ぜひ動画でご覧いただきたい。

日野自動車への思い

12月、トヨタはタイでのカーボンニュートラルに向けたプロジェクトの始動を発表。そこには、今年になって不正問題が発覚した日野自動車も参画する。タイでのプロジェクトに携わるCJPT社*から除名処分となっている日野自動車だが、なぜ再び連携することとなったのか。番組では、その背景が明かされた。

*CJPT社(Commercial Japan Partnership Technologies ):CASEの社会実装・普及に向けたスピードを加速し、輸送業が抱える課題の解決やカーボンニュートラル社会の実現への貢献を目指すいすゞ自動車、スズキ、ダイハツ工業、トヨタ自動車による事業会社。2021年4月の設立時から参画していた日野自動車は、2022年8月に認証試験不正を踏まえ除名となっている。

豊田社長
日野自動車がステークホルダーに不正をしたということはいまも許すべきことではない。ただ、未来を作るために日野が参加するチャンスが、タイの市場から与えられるなら、グローバルのステークホルダーのために動くチャンスは活かさせていただきたいと思います。

「悪ノリ」から生まれたクラウンと「ケンカ」から生まれたプリウス

今年、ワールドプレミアが行われた新型クラウンと新型プリウス。いずれもトヨタを代表するクルマだが、実はどちらも“豊田社長とエンジニアたちの紆余曲折”を経て生まれたものだった。

豊田社長
(クラウンモデルチェンジの提案を受けたときは)正直、驚きました。何も4種類つくりなさいよなんて言ってない。それは(エンジニアたちが)調子乗ってるんじゃないの?って。悪ノリなんですよね。(笑)

富川
新型プリウスは、社長と開発陣の“おもしろい喧嘩”があって生まれたんですね。考えが違った開発陣の思いを尊重した理由はなんですか?

豊田社長
単に“クルマがかっこよかった”からです。“もっといいクルマ”になったと思いますし、何よりもうれしかったのは、こういう会話が社内でできるようになったことです。

“おもしろい喧嘩”とは?“悪ノリ”とは?2人のトークも、予定外の方向へ向かっていく。

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