ラトバラ代表のスポット参戦に伴い、急遽チームの代表代行を務めた豊田章男会長。激闘の4日間の舞台裏をお届けする。
美しい森と湖、そして市街地を舞台にタイムを競ったWRC第9戦ラリー・フィンランド。
同国ユバスキュラ市に拠点を構えるTOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)は、この“ホーム戦”で、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組が優勝、勝田貴元/アーロン・ジョンストン組が総合3位と華々しい戦績を飾った。
この一戦で大きな話題を呼んだのが、ヤリ-マティ・ラトバラ チーム代表の選手復帰。これは、スポットとはいえ、2020年のラリー・スウェーデン以来だ。ラトバラ代表の地元での参戦ということもあり、メディアやファンの注目を集めた。
そして、ラトバラ代表の代行として、初めてチーム代表を務めたのが、TGR-WRTの豊田章男会長。かつてWRCで18勝し、2017年にはトヨタに18年ぶりの優勝をもたらしたレジェンドの挑戦に背中を押した。
「モリゾウ」として、自身もステアリングを握るからこそ、ドライバーであることへのこだわりも理解できる。豊田代表代行が、ラトバラ代表の参戦を後押しした真意、代表代行への想いを語ってもらった。(30:34ごろ)
このほかにも、豊田代表代行が紹介するラリー・フィンランドの魅力や、緊急事態に奮闘するエンジニアたち、ユバスキュラ市とTGR-WRT、トヨタモビリティ基金の調印式の様子など見どころ満載だ。
動画では、選手、スタッフに声をかけ続け、励まし、笑顔にしている印象的な場面が盛りだくさん。約1か月後に迫ってきたラリージャパン(11月16日~19日、愛知・岐阜)でも、こんなシーンが見られるかもしれない。
TOYOTA GAZOO Racingのサイトには、4日間の闘いを終えた豊田代表代行やラトバラ選手のコメントが掲載されている。こちらも合わせてご覧いただきたい。