2週にわたってお送りしてきた新チーム徹底解剖。後半は佐藤恒治社長らに、豊田章男会長から受け継いだ教え、そして「チーム経営」に対する想いを聞いた。
前編(4月10日放送)では、新チームの人となりにフォーカスを当てたが、後編は経営観について。引き続き佐藤恒治社長、中嶋裕樹、宮崎洋一両副社長をスタジオに招いてお送りする。
名句が誕生?
MCの富川悠太が最初にたずねたのは、3人の経営観。有名な俳句、「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」の間の7文字を自由に考えて詠んでもらった。
すると、1人が見事な一句を披露。これには残る2人も「すごい」「感銘を受けた」と思わず嫉妬?
果たして名句を生み出したのは誰なのか。正解は動画で確認を。
受け継がれる“現地現物”
1月26日の社長交代発表以降、佐藤社長がさまざまな場面で強調してきた言葉の一つが“継承と進化”だ。
「継承」とは、もちろん豊田章男会長が社長在任13年間で築いてきた土台。その一つに“現地現物”という考え方がある。
豊田会長は、「現場に一番近い社長でありたい」と語った2009年の社長就任以来、幾度となく工場や販売店、サーキットといった現場に足を運んできた。従業員と直接コミュニケーションを図って課題を見つけ出すためだ。
社長を退く直前であっても、その姿勢は変わることはない。会長就任を1か月後に控えた2023年3月には上郷工場を訪れていた。
作業効率を高めるためのさまざまな改善について、従業員から説明を受ける豊田社長(当時)。その先ではまさかの展開が待ち受けていた。
スタジオの3人もまた豊田社長の一挙手一投足を間近で見て、学んできた。それぞれが考える“現地現物”を語ってもらった。
仕入先、販売店が見た新体制
2月に開催されたグローバル仕入先総会、3月に行われた全国トヨタ販売店代表者会議。どちらも新チームが中心となって運営したものだ。
佐藤社長は、「一緒にクルマづくりをやっていくパートナー。大事にしていかなければならないと改めて(感じた)」と両会議を振り返った。
佐藤社長
現場で一緒に頑張るという想いがあればこそできるクルマづくりがある。そこを感じ取っていただけた。現場で一緒にクルマづくりをやっていくパートナー。大事にしていかなければならないと改めて(感じた)。身が引き締まる思い果たして、参加者の目に新体制はどのように映ったのか。
“チーム経営”を一言で表すと…?
仕入先や販売店も含めて“クルマ屋のチーム”を強調した佐藤社長。そこで中嶋副社長と宮崎副社長も交えて、改めて新体制が掲げる「チーム経営」を一言で表してもらった。
ここで、数日前には「合わない」と言っていたはずの、あの2人が驚きの回答。スタジオがざわついたその結果は、ぜひ皆さんで確かめてほしい。
このほか、4月3日と7日に実施した社内外に向けた方針説明会の様子も収録されている。新体制にかける想いが随所に感じられる放送。ぜひ最後までご覧ください。