東日本大震災から8年が経ちました。現在の町の景色を見て、思うのです。「3月11日を忘れないようにしたい」
こんにちは。モリゾウです。
東日本大震災から8年が経ちました。
東北には、トヨタ自動車東日本をはじめ、もっといいクルマづくりを目指して、
日々挑戦を続ける多くの仲間がいます。
私たちトヨタにとって、東北は大切な故郷です。
私も、毎年、東北の地を訪れますが、
今では、新しい建物なども増え、町の景色を見る限りは
とても8年前に震災があったとは思えません。
だからこそ、思うのです。
「3月11日という日を忘れないようにしたい」。
震災で失ったものは、家屋など形あるものだけではなく、
かけがえのない家族、友人はもちろん、大切な想い出などもあると思います。
私には被災された方の本当のお気持ちまでは理解することができないかもしれません。
ただ、震災を忘れることなく、被災された方々の心に少しでも寄り添いたいと思い続けることは、私にもできると思うのです。
震災から1年後の2012年7月、
トヨタ自動車東日本が発足いたしました。
その時に決意したことがあります。
悲しみの中でも、
前を向いて進もうという気持ち。
「自分のために」ではなく、「誰かのために」という他人を思いやる気持ち。
そして、何よりも「ネバーギブアップ」の精神。
そういう気持ちをいちばん強く持っておられるのが、東北の人たちではないか。
だからこそ、東北の皆様と一緒に、クルマづくりを通じて、東北の未来を創りたい。
東北の復興なくして、日本の復興なし。
私たちトヨタが、トヨタ自動車東日本が、その原動力になりたい。
あの時の気持ちは今も忘れてはおりません。
東北だけではありません。
昨年も多くの自然災害が日本列島を襲いました。
日本に生きるということは、自然災害と向き合うということでもあると思います。
私たちトヨタにできることは何か、
私自身にできることは何か。
それを考えながら、
歩みを進めていきたいと思います。