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「オリンピック聖火ランナー」 ~誰かのために走る人~

TOYOTA NEWS 2020.03.26 UPDATE

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はじめに

(トヨタイムズ読者の皆さまへ)
いつもトヨタイムズをお読みいただきありがとうございます。

この記事は東京2020オリンピック聖火ランナーに選ばれたトヨタ社員を紹介する記事として3月26日の聖火リレースタートに合わせて連載開始を予定していました。

聖火ランナーのみなさんは、自分のために走るということではなく、走ることで“他の誰かのために”何かを伝えたいという想いを持っている方々です。

しかしながら、東京2020オリンピック聖火リレーは延期が決まり、今は走ることができません。

走る姿を伝えることはできませんが、トヨタイムズは掲載を延期せず、彼・彼女達が、どんな想いを聖火に乗せて運ぼうとしていたかを伝えるため、予定通り記事を掲載してまいります。

「オリンピック聖火ランナー」~誰かのために走る人~

今年のトヨタの労使協議会(春交渉2020)では、キーワードとして「人間力」という言葉が何度か出てきている。

<河合満副社長>

私たち(の処遇)は非常に恵まれていると、あらためて認識すべきであると同時に、それにふさわしい「実行力」「人間力」を兼ね備えているかということを常に自分に問いかけるべきだと思います。

『関係各社様から応援されるのにふさわしいトヨタパーソンになっているか』ということなどを、確認をしていきたいと思っております。

(トヨタ春交渉2020 第2回 「ボスになるな リーダーになれ」)

会社の人事評価というものは、どうしても遂行した業務、それも目に見えやすい成果・業績で判断されがちだが、それだけではなく「その人が本当に周りから応援されるような人柄なのか?」といった人間性も含め、普通に見ただけでは見えてこない面にこそ目を向けていこうということである。

豊田社長は、この春に卒業を迎えたトヨタ工業学園生に向け、“次世代のトヨタを担う人材とその人間像”について、エールの気持ちを込めて次のように語る。

<豊田章男社長>

よく今ね、成果主義だとか個人主義だとか言われます。ただ仕事をやるときは、自分がどう仲間から必要とされる人間になるだろうか、と。まずはそこ。それに加えて、これから先の見えない世界っていうのは回答がないんですね。セオリーがないときに、必要になってくるのが人の好奇心であり、負けたくないとかそういう人間力だと思うんですよ。

(香川編集長トヨタ工業学園取材 「人づくりこそがトヨタの強み」)

それとともに、人間力を備えた人材を受け入れる器として、「ちゃんとお天道様が見ているような会社にしたい」というフレーズもたびたび口にする。

<豊田章男社長>

思いやりの気持ちをもった優しい人を育てるためには、働く人たちが「お天道様が見ている」と思える会社にならなければなりません。誤解しないでいただきたいのですが、「私がお天道様だ」と言っているわけではありません。トヨタで働く一人ひとりが、自分以外の誰かを思いやれる人、「お天道様」になった時に、はじめて、トヨタという会社が「お天道様が見ている」会社になれると思うのです。

(秋の交渉のゆくえ トヨタ労使は「共通の基盤」に立てるのか?)

これは、自分のことをアピールしなくても、「自分以外の誰かのために」と思って頑張っていれば、誰かがちゃんと見てくれている。そう思える職場を実現するために、管理者は現場に行き、“誰かのために頑張る人”を見出してあげることが大切、との想いからの発言だ。

トヨタは2015年から、オリンピック・パラリンピックのワールドワイドパートナーになっている。その役割のひとつとして昨年から、東京2020オリンピック聖火ランナーの募集を行なってきた。

「どんな人が聖火をつないでいくのにふさわしいか?」
この相談を豊田社長にしたときも、やはり「お天道様」の話が出た。

<豊田章男社長>

「頑張っている人にスポットが当たるのがいい。今まで(豊田自身が)会った人たちはみんな特別なストーリーを持っているし、こうやって頑張っている人が選ばれて、多くの人たちに見てもらえるようにしていこう」

トヨタイムズでは、とりわけ熱い想いを持った“誰かのために頑張る”5人の走者に焦点を当て、彼・彼女らが走ることを決めた理由や背景にあるストーリーを紹介していく。

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