トヨタイムズ放送部まとめ
2022.10.24

フィギュアスケート世界王者・宇野昌磨はUNOも得意? 復帰の紀平梨花にも独占取材

2022.10.24

10月19日に配信されたトヨタイムズ放送部は、トヨタが世界に誇るフィギュアスケーター宇野昌磨選手と紀平梨花選手を特集。北京2022冬季オリンピックの活躍を経て、世界選手権で念願の金メダルを獲得、世界王者となった宇野選手。そして、昨年はケガの影響で休場し、遂に525日ぶりの実戦復帰を果たした紀平選手。2人への独占インタビューを通じ、それぞれの現在地や今後の成長などについて深掘りした。カードゲームの「UNO」を楽しむ宇野選手の超貴重映像では、驚きの勝負師ぶりが発揮される!

いつもと違う小塚崇彦の超分かりやすい解説

注目の高い宇野選手と紀平選手の特集ということもあり、この日の生放送は開始前から多くの人が待機。スタジオゲストは「あの人も登場!?」と冒頭では伏せられていたが、当の本人が視聴者のチャット欄に登場。本番直前に「緊張なぅ」「お楽しみに!!」と書き込んでいた。

ゲストはもちろん、久々のスタジオ登場となる小塚崇彦さん。視聴者からは「コヅー、がんばれー」と親しみをこめて呼びかけられていた。最近の放送部では森田京之介キャスターからの無茶振りに応えて、独特のキャラを発揮している小塚さんだが、今回はいつもと違った。

選手の演技のポイントやメンタルなどを丁寧に、真面目な表情でしっかり解説。森田キャスターの「さすがの解説ぶりですね。フィギュアスケートやっていました?」というボケも、「かもしれないです」と華麗に切り返した。

実は、北京2022冬季オリンピックの特別番組でも小塚さんは、6種類のジャンプなどフィギュアスケートの基本を分かりやすく解説している。本格的なシーズンを迎える前に、ぜひ見ていただきたい。

紀平梨花が語るオリンピックへの思い、今シーズンの抱負

紀平選手はシニア1年目の2018年にグランプリファイナルを優勝し、四大陸選手権や全日本選手権も連覇。強いロシア勢に対抗できる存在だったが、昨年6月に右足首を骨折し、北京2022冬季オリンピックへの道を断念。今年9月の中部選手権で525日ぶりに競技会に出場し、完全復活に向けて歩みを進めている。

インタビューで紀平選手は「何かやりたくてもできない状態で、迷いと耐えるシーズンでした」と昨シーズンを振り返った。オリンピックは「メンタル的に見られないほどではなかったけど、私も絶対次は行きたいなと思っていました」と話す。

今年春からはカナダでも練習をおこない、スケーティングや表現の部分に磨きをかけた。「今の状態としては完全ではないし、まだ痛みが出ることもあって、完治させることが私の中で第1目標。2番目に、全日本選手権で3位以内に入って、世界選手権や四大陸に出たいという思い」と今シーズンの抱負を語った。

「来シーズンは、どの試合でもノーミスで、自己ベストを目指していきたい。いい状態に持っていける(感覚はある)ので、楽しみにしてほしいなと思います」と話す紀平選手。前向きな笑顔が印象的だ。

ジャンプを抑えた構成で、試合勘を取り戻しつつある現状

スタジオでは、小塚さんが自身も右足首をケガした経験を踏まえて、精神面での葛藤について推察。「まずはゆっくり完全に治すことを目指してもらいたい」と語った。

続く「コヅーのフィギュアスケート解説コーナー」では、復帰してからの紀平選手の滑りを、ジャンプの構成を中心に解説。復帰後でコンディションがまだ完全でない紀平さんの演技は、足首に負担のかかるジャンプを抑えた構成になっているのがポイントだという。

初戦の中部選手権は「ちょっと焦りがあったのか、試合勘を取り戻し切れていないのを感じた」と小塚さん。ダブルアクセルを跳ぶ予定がシングルアクセルになってしまい、慌ててダブルトゥループを付けてしまったため、同じジャンプを3回跳んではいけないルールに抵触してしまったと分析する。

2戦目のジャパンオープンは、よりレベルの高いジャンプに挑戦した構成。「プログラム構成をちゃんと考えて、普段の紀平さんの落ち着いた状態で滑っている」と、試合勘を取り戻しつつあることを説明した。

「角が取れた」進化も加えて、完全復活へ

2020年に全日本選手権を連覇した時のジャンプの構成とも比較。「イメージとしては、今のジャンプの回転数を1回転ずつ増やした構成ができるんじゃないかな。彼女の実力からすると(現在は)6割ぐらいの構成じゃないかと言えると思います」と小塚さんは解説した。

今シーズンの紀平選手の成長について、「角が取れた」と小塚さんは語る。「一つ一つの技のつなぎが、流れるような滑らかな感じになった」と、森田キャスターと一緒に腕の動きで実演解説をした。

紀平選手からは、番組に向けて「成長した姿をお見せできるように頑張りたいと思っています。応援よろしくお願いします」とのメッセージ。苦難を乗り越えて進化を続ける元日本女王が、再び世界を舞台に活躍する日が楽しみだ。

宇野昌磨が世界王者への道のり、秘めた想いを激白

宇野選手は、北京2022冬季オリンピックでは団体と個人で銅メダルを獲得し、3月の世界選手権では初優勝。世界王者として迎えるシーズンについてインタビューに答えた。

世界選手権を振り返って、「1年の集大成を出し切れた試合。自分がここまで成長できると思わなかった。周りの方にもすごく喜んでいただいて、すごく嬉しかった」と宇野選手。「道具だったり、気持ちの面、スケートとの向き合い方も、全てがうまくかみ合って、自分にとってプラスになることばかりで、その結果が毎日の成長につながった」と語る。

平昌2018冬季オリンピックで銀メダルに輝いた後は、苦しい時期もあった。「だんだんスケートが苦しくなってしまい、最初の1年目は何とか乗り切っていたんですけど、2年目でたくさんの失敗につながった。それからさらに1年間通して再びスケートと向き合うというよりも、自分にとってスケートが終わりに向かっていくような、その最後を楽しく終わろうと思っていたんですけど」と当時の想いを明かした。

「実際1年間やってみたら、世界選手権とかにも出て、やっぱりトップを目指したいなって再び思って。今年世界で一番になるのではなく、もっともっと何年間もかけて世界のトップになりたいという思いが芽生え始めた」と話す。

新星イリア・マリニンの活躍が成長の原動力に

昨シーズンで、羽生結弦選手、ネイサン・チェン選手が競技を離れた。宇野選手は「寂しかったですね。ずっと共に戦ってきた仲間だったので。いつかこういうときが来るのは、なんとなく状況を見て思っていたんですけど、実際そういう立場になったときに、すごく寂しいなっていう気持ちになって」と、ずっと追いかけてきた2人への想いを語る。

その気持ちを再び奮い立たせる存在が、米国の17歳イリア・マリニン選手。今年10月のジャパンオープンで1位になった宇野選手とは僅差で2位だった選手だ。4回転アクセルを世界で初めて成功させたことでも話題になっている。

「マリニン選手が想像以上のスキルを身につけてやってきたので、すごく嬉しかったですね。僕は追いかけられる立場ではないと実感して。いつか彼は圧倒的な存在になると思うので、僕もしっかりそれについていけるようにしていきたい」と、宇野選手は7歳下のマリニン選手へのリスペクトを示した。

「大きな目標となる存在は、日々の練習の原動力になります。競技をやっている以上、歳の差なんて関係ない。自分より上手いと思えるところばかりなので、僕も彼のようになれるように頑張りたいと思います」

そして宇野選手が目指すのが、さらなる成長だ。「もっともっと成長の余地はたくさんある。まずはそこを磨いていき、マリニン選手を見ていると、今できているものを磨くだけでは置いていかれると思う。もっと新しいことにもしっかり挑戦していきながら、自分の成長を実感できるような日々を送っていきたい」と意気込みを語った。

「UNO」でも勝負師ぶりを発揮、10枚差から逆転勝利

インタビューの最後に、宇野選手との距離を縮めたいと森田キャスターが用意していたのが「UNO」。ダジャレに嫌な顔ひとつせず、宇野選手は快く勝負を引き受けた。宇野選手が負ければ罰ゲームは自分の秘密を暴露、勝ったらスタジオの小塚さんが秘密を話すことになってしまう。

ゲームが得意なことでも知られる宇野選手は、シンプルなカードゲームでも本気モード。笑顔でトークをしながらも勝負師の目で、勝利に向けて着々と戦略を練っていた。

序盤は森田キャスターが優勢で、自分のカードを次々と減らしていく。逆に宇野選手のカードは増えて、一時は10枚以上の大差を付けられる展開に。森田キャスターのカードが残り1枚と勝利寸前まで行ったのだが、ここで宇野選手の洞察力が光る。それまでのやりとりから相手のカードを推測し、ギリギリのところで負けを回避した。

このままだと森田キャスターの勝利かと思われたが、勝負は一瞬で動いた。宇野選手が同じ数字のカードを6枚まとめて出し、残り1枚になって大逆転。森田キャスターはなすすべなく、宇野選手が余裕の勝利。

罰ゲームでは、とばっちりを受けた小塚さんが自分の秘密を告白。登場時から「なんで半袖?」「半袖謎」と視聴者が不思議がっていた小塚さんの服装の理由が明らかになる。さらに小塚さんは、次回出演時までの公約を宣言しており、今後の動向が気になるところだ。

GPシリーズから全日本選手権に出場予定

今シーズンの紀平選手と宇野選手は、グランプリシリーズに続き、12月に全日本選手権に出場する予定。その成績次第で、来年の四大陸選手権や世界選手権への出場権が決まる。

フィギュアスケートの試合は、海外の開催でもテレビ中継で見ることのできる機会が多い。今シーズンをステップに一歩ずつ完全復活へと歩む紀平選手、世界王者の立場に甘んじずさらに高みを目指す宇野選手。シーズン中も成長を続ける2人に、熱いエールを送ろう!

毎週水曜日11:50からYouTubeで生配信しているトヨタイムズ放送部。次回(2022年10月26日)は野球部レッドクルーザーズを特集する。大阪で行われる日本選手権を控えたチームを取材し、個性あふれる選手たちを紹介する予定。プロ野球ドラフト会議の指名を受けた選手が登場する可能性も。ぜひ、お見逃しなく!

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