「ようこそクルマ屋のトヨタへ!」 佐藤社長から新入社員へのメッセージ

2024.04.02

新入社員1,892人が参加したトヨタの入社式。佐藤社長が伝えた「一番大切なこと」とは?

クルマづくりには多様性が必要

佐藤社長

そして、これからトヨタでのキャリアを積んでいくうえで、皆さんには「クルマ屋のプロ」を目指してほしいと思っています。

そのために大切にしてほしいことが3つあります。

1つめは「クルマを好きになる」ということです。

トヨタは商品で経営する会社です。クルマを通じて多くの人を笑顔にしたい。また、大好きなクルマをもっと世の中の役に立つものにしたい。

そんな「人の熱量」こそが、もっといいクルマをつくり、クルマの未来を変えていく原動力になると思っています。

色々な「クルマ好き」がいて良いと思います。私が会社に入ったときのクルマ好きと言えば、スープラやセリカのようなスポーツカーに乗っている人のことでした。

私自身は、今でもそんなクルマが大好きです。でも、今はもっと多様な価値観があると思います。これからのクルマづくりにはその多様性が必要です。

今日をスタートにたくさんのクルマに触れて、乗って、クルマのもつ多様な価値、楽しさを体感してみてください。そして自分らしいクルマとの付き合い方を見つけて仕事に活かしてほしいと思います。

2つめは「クルマづくりの楽しさを見つける」ということです。

今、世の中にないものを自分たちで創り出す。それが誰かの役に立つ。クルマづくりはとてもやりがいのある仕事です。

クルマや部品、ソフトウェアを開発する人。工場で生産する人。営業や人事、経理の仕事をする人。仲間の安全・健康を守る人。全員がクルマづくりに関わっています。

そしてモビリティカンパニーとして、これからクルマづくりへの関わり方はもっと多様になっていきます。皆さんならではの感性や視点を活かせる仕事がたくさんあると思います。

自分の役割に向き合って専門性を磨いて、クルマづくりの楽しさを見つけていってほしいと思います。

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