新入社員1,892人が参加したトヨタの入社式。佐藤社長が伝えた「一番大切なこと」とは?
晴れやかな空が広がる4月1日、トヨタ自動車本社(愛知県豊田市)で入社式が行われた。
会場には新卒採用社員1,464人が集まり、キャリア入社者428人もリモートで視聴した。
「クルマ屋の会社に入ったことを実感する1日であってほしい」という佐藤恒治社長らの想いから、豊田章男会長の愛車やMIRAI、水素トラックなどがずらり。
これからクルマ屋になる新入社員に向け、佐藤社長が贈った言葉は、「クルマを好きになること」、「クルマづくりの楽しさを見つけること」、「一生懸命、努力すること」。そして「自分の夢を大切にしてください」と語りかけた。
クルマと向き合い、会社生活を始めよう
佐藤社長
おはようございます!社長の佐藤です。新入社員の皆さん、ようこそクルマ屋のトヨタへ!
トヨタを選んでくれて、本当にありがとうございます。皆さんの入社を心から歓迎します。
今日この会場に来るときに、たくさんのクルマが並んでいたと思います。
トヨタ初の乗用車であるトヨダAA型から水素トラックまで。
そしてセンチュリー、GRヤリス、86GRMN。豊田章男会長のホンモノの愛車です。豊田会長らしく、マスタードライバーモリゾウさんとして想いをもって接してきたクルマで、皆さんを歓迎しています。
今日は皆さんにとって人生の新しい1ページが始まる大切な日です。クルマ屋の会社に入ったことを実感する1日であってほしいと思います。
その想いを込めて、各カンパニー・工場の仲間も皆さんをクルマでお迎えさせていただきました。工場長・プレジデントからのメッセージも届いています。
後ほどゆっくりご覧いただき、ぜひお気に入りのクルマと一緒に思い出の写真を撮ってみてください。
クルマと向き合うことから始まったトヨタでの会社生活。そんな風に皆さんの記憶に残ってほしいと思います。
今日から皆さんはトヨタの一員です。先日発表されたトヨタグループのビジョン、皆さんご存じだと思います。
「次の道を発明しよう」。この「発明」という言葉に込められた創業の原点への想い。そして「次の道」という言葉に込められた未来への想い。日々の仕事の中で、一緒にその意味を考えていきましょう。