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すごい未来が待っている!? 夢のクルマが伝えたいこと

2023.10.12

トヨタ博物館では、歴代の個性的すぎるエコカーを展示。そんな中、カーボンニュートラルへの革新的な研究が進んでいた?

トヨタ博物館(愛知県長久手市)に並ぶ個性豊かなクルマたち・・

この中のどれか一つ乗れるとしたら、あなたはどれを選ぶだろうか?

ソラえもん号(1992年 日本自動車博物館所蔵)
トヨタ コミューター(1970年 東京モーターショー出展車)
トヨタ ソーラーカー RaRaⅡ(1991年 東京モーターショー出展車)

どれも普段は見ることができないクルマだが、これらは展示用ではなく、実際に運転できるようにつくられている。

例えば冒頭の「ソラえもん号」は、なんと頭の部分が開きコックピットになっている。

「トヨタ コミューター」の奇抜なハンドルは、どのように操作するのだろう?

展示では実際に乗ることはできないが、自分が運転する姿を想像することで、クルマの個性をより身近に楽しめるはずだ。

しかし、なぜ博物館でこのようなクルマが並んでいるのだろうか?

際立つ個性は、未来のかたち

トヨタ博物館の企画展「トヨタ博物館でSDGsを考える 第3弾 ~クルマとゴミとカーボンニュートラル~」(2024114日まで開催)では、普段は見ることができない低炭素エネルギー車を展示している。

博物館として“Sustainability”というテーマに継続的に向き合うことを使命として捉え、2021年から毎年開催している企画展「トヨタ博物館でSDGsを考える」。

第3弾となる今回は、どのようなメッセージを込めたのか?

社会貢献推進部 トヨタ博物館 藤井麻希

SDGsやカーボンニュートラルは暮らしを制限するものと思われがちですが、その先には明るい未来が続いている。そんなメッセージを子どもから大人まで、年齢や世代を問わず感じて欲しい。

そのため、会場ではソーラーカーや空飛ぶクルマ、バイオディーゼル車まで幅広いクルマを展示し、未来へのワクワクを感じられる場所にしました。

会場にはカーボンニュートラルについて分かりやすく説明したグラフも並び、正しい情報を楽しく学ぶことができる。

「答えを一方的に押し付けるのではなく、現状を正しく伝え、お客様がどんな小さなことからでも取り組んでくれるよう、一緒にこの問題について考えていきたいです」。

博物館としての願いが込められた企画展。その中でも特に目を引くソーラーカーについて、お客様の反応からあることに気づかされたという。

社会貢献推進部 トヨタ博物館 小室利恵

小学生から20代のカップルの方々まで、多くのお客様がソーラーカーに興味を示しておられます。

我々も展示の準備をするまで知りませんでしたが、近ごろニュースで見る機会が少なかったこともあり、ソーラーカーの研究は今も続いていることに驚きました

来館した多くのお客様からも同じ声があがっており、これからの実用化に期待が膨らんでいます。

ソーラーカーは過去のものじゃない―。

そんな声が企画展を通して聞こえてきているようだが、トヨタのソーラーカー開発は今どうなっているのか?

トヨタで最も太陽光発電に詳しい博士に聞いてみたところ、意外な事実が明らかに・・

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