車いすユーザーの約9割が悩んでいるという「まだまだ知られてないマナー」とは?取材をすると驚きの実態が・・
多くの人に知ってほしい「#まだまだマナー」
近ごろは、自ら発信する車いすユーザーも多い。先日トヨタイムズニュースに出演いただいた、渋谷真子さんもその一人だ。こちらの動画も勉強になる内容だ。
また、“みんなが笑顔で楽しく外出できる社会の実現”を目指すNPO法人アクセシブル・ラボ代表理事の大塚訓平さんは、駐車場問題に関して「便利か不便ではなく、可能か不可能の物差しで考えて欲しい」と力を込める。
自身も車いすユーザーの大塚さんは、仕事やプライベートで500kmを超える長距離ドライブを楽しむほどのクルマ好き。そんな大塚さんと一緒に、トヨタはある動画を制作した。
その名も「#まだまだマナー」。
大人から子どもまで楽しく理解できるユニークな歌のアニメ。そこには、車いすユーザーの移動のお困りごとを少しでも解消したいという願いがある。
このアニメの制作過程で、多くの車いすユーザーから修正依頼が入った箇所があった。それは車いすのデザインだ。当初は病院などで見られる“介助用”のような形状だったが「もっとスタイリッシュに描いていただけないか」という声が届いた。
車いすは、彼ら、彼女らにとって大切な身体の一部でもあるという。だからこそ機能だけでなく、服や靴を選ぶように、お出かけを楽しめる形であることが重要。車いすには「愛車」という想いが強いのだ。
駐車場のはみ出しや、三角コーンを置くなどは、悪意を持っているのではなく、単純に「知らない」ことで起こる出来事なのではないだろうか。
だからこそ「知らなかったマナー」がもっと知られてほしい。そして、誰もがお出かけをもっと楽しめるようになってほしい。この動画にあるように「教えてくれてありがとう」「知ってくれてありがとう」という声が広がるように。
皆さんも是非、これらの動画を身近な人に伝えてみませんか?