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電池や水素で次世代技術 トヨタが示したクルマの未来

2023.06.13

航続距離1,000kmを可能にする電池と電費改善、燃費・寿命・コストの3拍子そろったFCシステム――。トヨタが近い将来に導入を目指す次世代技術を公開した。

次世代技術を一挙公開

トヨタは8日、報道陣に向けて、新体制方針のテーマである「電動化・知能化・多様化」の新技術を説明・体感するテクニカル・ワークショップを実施した。

最も注目を集めたのが、電動化の次世代技術。5月に立ち上がったBEV(電気自動車)ファクトリーの加藤武郎プレジデント、7月に発足する水素ファクトリーの山形光正 次期プレジデントが、新組織で送り出す商品や事業の展望を語り、それを裏付ける20以上の次世代アイテムを惜しみなく公開した。

このイベントの仕掛人の中嶋裕樹副社長は「クルマの未来を変えていこう」という新体制のテーマを改めて打ち出し、Chief Technology Officerとしての意気込みをみせた。

「トヨタはこれまでハイブリッドの代名詞となったプリウスや燃料電池車のMIRAIなど難しいと思われたことを技術力で乗り越え、未来を切り拓いてきた。技術の力で、お客様を未来へいざない、クルマを社会とつなげることで、社会の未来もつくっていく」

トヨタイムズでは、今回のワークショップで紹介された多様な技術を複数回にわたって特集。第一弾は、BEVと水素を中心とする革新技術のダイジェストを紹介する。

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