トヨタの協業パートナー、Joby Aviationが開発する"空飛ぶクルマ"がついに日本の空へ。両社トップの絆、普段は見られない製造現場を取材!
11月1日、トヨタの協業パートナーであるJoby Aviation(アメリカ/以下Joby)が開発する“空飛ぶクルマ”こと、「eVTOL*」の日本初のテスト飛行が行われた。
*イーブイトール:Electric Vertical Take-Off and Landing(電動垂直離着陸機)の略。ヘリコプター、ドローン、小型飛行機の要素をもち、通勤や出張、旅行などの需要に応える“空飛ぶタクシー”としての活用が期待されている。静粛性、安全性、環境性(ゼロ・エミッション)などに優れている
同社のジョーベン・ビバートCEOと豊田章男会長は、「空飛ぶモビリティで世界を良くしたい」という夢を共有する仲間として2019年に出会い、今日に至るまで協力関係を深めてきた。
米国外では初となる今回のフライト。翌日に行われた記者会見で二人は「今日がリアルスタート」と確認し合い、一層の連携強化を誓った。
今回のニュースは、そんな両社トップの絆に迫るとともに、空飛ぶクルマの車内や、普段カメラが入れないアメリカの現地工場もレポート。
トヨタの技術やTPS(トヨタ生産方式)が活かされた製造工程は、ぜひ映像でご覧いただきたい。
トヨタの空への挑戦は、約100年前から続いている。トヨタグループ創始者である豊田佐吉は、現在の価値にして100億円以上の懸賞金をかけ、「飛行機に載せて、太平洋をひとっとび」できる蓄電池の開発を推奨していた。
トヨタ創業者の豊田喜一郎は、自動車の量産と並行して航空機の研究にも着手。豊田章一郎名誉会長は、米国企業と共同で、世界初となる電子制御のエアロ・ピストン・エンジンの開発を進めた。
トヨタの歴史に脈々と受け継がれる、空のモビリティへの夢。
目指すのは世界に先駆けて飛ばす実績ではなく、一般の人たちが乗ることのできる未来。Mobility for All、多くの人に移動の自由を届けたい。4代続く夢の当事者として豊田会長はそう語り、志同じくするビバートCEOと未来をつくる決意を改めて示した。
2026年までに、ドバイで“空飛ぶタクシー”としての運用開始が予定されているなど、着実に実用化に向かうJobyのeVTOL。その現在地をご覧いただきたい。
また、映像の最後には、豊田会長による初フライトを祝したドーナツターンも!ぜひお見逃しなく!