2024年9月。豊田章男会長が2年ぶりに出席した全米ディーラー大会。トヨタとしての目的、豊田会長の想いを富川悠太が筋書きなしで深掘る。
豊田章男会長と富川悠太がありのままにトヨタの“今”を会話する、「声だけのトヨタイムズニュース」。6回目の話題は、1年に1度開催され、全米のトヨタディーラー経営者が一堂に会する全米ディーラー大会は、トヨタにとってどのようなイベントなのか。前回話題の国際オリンピック委員会、国際パラリンピック委員会とのスポンサー契約満了が発表された場でもある。
早々に豊田会長が口にしたのは、「私が社長になってから大きく変わりました」という言葉。一般的なディーラー大会では、販売目標やそれに向けた方針が話し合われるが、豊田会長は「私のスピーチでは販売台数がどうとは絶対に言いません」。その意図はいったいどのようなものなのか。豊田会長が全米ディーラー大会とともにした、長い歩みから紐解いていく。
また、全米ディーラー大会については意外なところにもこだわりが。それは舞台上の豊田章男にある。富川悠太が思わず「アキオ英語ですね」と名付けてしまうような、語彙の使い方、間の取り方など、スピーカーとしての豊田会長の秘密が、豊田会長の口から赤裸々に解説されている。
終盤には2022年8月にベルギーで開催されたWRC(FIA世界ラリー選手権)での、モリゾウによる水素エンジンヤリスのデモランについての話題に。カーボンニュートラルへ、BEVに圧倒的な支持が集まっていた当時、水素の可能性を示した。先日パリを訪れた富川悠太から、ヨーロッパの方々が「電池よりも水素に可能性を感じる」「2年前の(水素エンジンヤリスのデモランの)おかげだ」「Thank you AKIO」と言っていたと報告を受け、「(お礼は)僕にではなく」と口を開く豊田会長。何を語るのか。
予定外の話題も思いのままに語られる「声だけのトヨタイムズニュース」。今回も豊田会長のリアルな想いがあふれ出す。じっくりとお聞きいただきたい。
声だけのトヨタイムズニュースは以下のPodcastでも配信中。