2023.08.28
交通死亡事故をゼロにするために何ができるかー。蓼科山に集まった自動車業界のトップ達が知見を共有した。
7月17、18日はトヨタにとって特別な日だ。
自然豊かな蓼科山にたたずむ聖光寺(長野県茅野市)。1970年の建立以来、毎年この日にトヨタのトップらが集まる。交通事故の犠牲者を慰霊し、安全への祈りをささげるためだ。
2023年も豊田章男会長、佐藤恒治社長らが夏季大祭に参加した。
さらに今年は2019年以来2回目となる“タテシナ会議”も開催された。
交通死亡事故ゼロに向けて、自動車メーカーやサプライヤー、保険会社などのトップが、企業の枠を超えて想いを共有する同会議。今回は国内外から約100人が集まり議論を交わした。
企業の枠や立場を越え、安全への想い共有
会議では3人の登壇者が、事故の未然防止へ、これまで講じられてきた施策や現在開発が進む安全技術について発表。参加者からは、ドライバーへの啓発やインフラ整備の重要性を説く声もあがった。
聖光寺とトヨタはどのような関係なのか? 松久保秀胤(しゅういん)住職に話を聞いた。
会議の司会を務めた豊田会長。多くの参加者にマイクを向け、事故ゼロへの想いを引き出した。会議を終え、今回の開催意義を振り返る。
ハンドルを握る人にとっても、そうでない人にとっても、輪禍根絶の想いは同じ。今回のトヨタイムズニュースもまた、交通事故死傷者ゼロにつながる一つのきっかけになることを願っている。
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