トヨタイムズニュース
2023.08.21

南米ブラジルの脱炭素 カギはサトウキビにあった!?

2023.08.21

地球の反対側に位置する南米ブラジル。自国の特徴を生かした、特別な燃料がクルマに使われている。独自の道で脱炭素を目指す現地を取材した。

今回のトヨタイムズニュースは南米ブラジルからレポート。

多くのクルマが行きかう目抜き通りに立った富川悠太キャスターは「不思議とガソリンのにおいはそれほどしないんですよね」とコメントした。

その理由は“サトウキビ”にある。ブラジルでは、クルマの燃料としてサトウキビからつくるバイオエタノールが使われている。

この燃料は、エンジンで燃やすときにCO2を出すものの、原料となるサトウキビが成長過程でCO2を吸収するため、大気中の増加分は±0。カーボンニュートラルな燃料として注目されている。

そんなブラジルでは、「フレックス燃料車」という日本では聞きなじみのないクルマが売られている。独自の道で脱炭素を目指す現地の今を取材した。

目抜き通りもにおわない ブラジルならではの燃料事情

ガソリンスタンドにはガソリン、軽油のほかにエタノール。最もリーズナブルな選択肢で、訪れる多くのユーザーが給油していた。

国策としてエタノールを推奨するブラジルでは、ガソリンすらも、ただのガソリンじゃなかった!?

サトウキビのさらなる可能性 電気も水素も脱炭素に!?

既にブラジルで市民権を得ているサトウキビ由来のバイオエタノール。しかし、自動車の脱炭素へ、エンジンの燃料としてだけではない、さらなる可能性が秘められているという。サトウキビの知られざるポテンシャルとは?

投資額450億円 社長に聞く来年の新型車の狙いとは!?

2024年に小型のフレックス燃料HEV(ハイブリッド車)を生産し、22カ国に輸出する計画を発表したブラジルトヨタ。

投資額は450億円。ラファエル・チャン社長に現地が目指すカーボンニュートラルについて、たっぷり話を聞いた。

トヨタの社員食堂 inブラジル 伝統料理フェジョアーダ

今回の特集「トヨタの社員食堂」は引き続き、ブラジルから。社長と社員が机を囲んでランチする“ワンチーム”の食堂を富川キャスターが訪問。月に一度メニューに並ぶ伝統料理フェジョアーダを堪能した。

<チャプター>
00:33 目抜き通りもにおわない ブラジルならではの燃料事情
04:43 脱炭素のカギ握るサトウキビ 遺伝子技術で驚きの進化
09:48 日本にもあった! 被災地で進むバイオ燃料の取り組み
12:13 サトウキビのさらなる可能性 電気も水素も脱炭素に!?
13:35 日伯開発陣の強力タッグ 世界初のフレックス燃料HEV
16:52 投資額450億円 社長に聞く来年の新型車の狙いとは!?
19:35 脱炭素へ新プロジェクト 産学でつくるブラジルの未来
21:26 トヨタの社員食堂 inブラジル 伝統料理フェジョアーダ

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