地球の反対側に位置する南米ブラジル。自国の特徴を生かした、特別な燃料がクルマに使われている。独自の道で脱炭素を目指す現地を取材した。
今回のトヨタイムズニュースは南米ブラジルからレポート。
多くのクルマが行きかう目抜き通りに立った富川悠太キャスターは「不思議とガソリンのにおいはそれほどしないんですよね」とコメントした。
その理由は“サトウキビ”にある。ブラジルでは、クルマの燃料としてサトウキビからつくるバイオエタノールが使われている。
この燃料は、エンジンで燃やすときにCO2を出すものの、原料となるサトウキビが成長過程でCO2を吸収するため、大気中の増加分は±0。カーボンニュートラルな燃料として注目されている。
そんなブラジルでは、「フレックス燃料車」という日本では聞きなじみのないクルマが売られている。独自の道で脱炭素を目指す現地の今を取材した。
目抜き通りもにおわない ブラジルならではの燃料事情
ガソリンスタンドにはガソリン、軽油のほかにエタノール。最もリーズナブルな選択肢で、訪れる多くのユーザーが給油していた。
国策としてエタノールを推奨するブラジルでは、ガソリンすらも、ただのガソリンじゃなかった!?
サトウキビのさらなる可能性 電気も水素も脱炭素に!?
既にブラジルで市民権を得ているサトウキビ由来のバイオエタノール。しかし、自動車の脱炭素へ、エンジンの燃料としてだけではない、さらなる可能性が秘められているという。サトウキビの知られざるポテンシャルとは?
投資額450億円 社長に聞く来年の新型車の狙いとは!?
2024年に小型のフレックス燃料HEV(ハイブリッド車)を生産し、22カ国に輸出する計画を発表したブラジルトヨタ。
投資額は450億円。ラファエル・チャン社長に現地が目指すカーボンニュートラルについて、たっぷり話を聞いた。
トヨタの社員食堂 inブラジル 伝統料理フェジョアーダ
今回の特集「トヨタの社員食堂」は引き続き、ブラジルから。社長と社員が机を囲んでランチする“ワンチーム”の食堂を富川キャスターが訪問。月に一度メニューに並ぶ伝統料理フェジョアーダを堪能した。