開幕まであと3カ月に迫ったアジア競技大会とアジアパラ競技大会を特集。放送時点で出場が内定しているトヨタアスリートたちを紹介、さらに代表選考に向けて挑むパラ陸上の石田駆選手、高橋峻也選手、石山大輝選手にも取材した。
6月19日のトヨタイムズスポーツは、開幕まであと3カ月に迫った第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)と第5回アジアパラ競技大会(2026/愛知・名古屋)を特集した。
愛知・名古屋で開催されるアジア最大のスポーツの祭典に、トヨタアスリートたちも次々と出場が内定。代表選考の重要な大会を迎えたパラ陸上の石田駆選手、高橋峻也選手、石山大輝選手を取材した。
日本記録の更新ラッシュに沸き、大会本番への熱狂はもう始まっている!
メダルやユニフォームがお披露目
4年に1度の第20回アジア競技大会(9月19日~10月4日)と第5回アジアパラ競技大会(10月18日~10月24日)に向けて、着々と準備が進んでいる。放送日はちょうどアジア競技大会の開幕式の3カ月前。今回は両大会への「熱狂する準備はできているか?」の特集の第2弾だ。
6月11日には名古屋市内でアジア競技大会100日前記念イベントが開催。3つのアイテムが初披露された。
金・銀・銅のメダルは、割れてるように見えるデザインが特徴で、「異なる地域の人々がスポーツを通じてひとつになる」という思いが込められている。聖火リレーのトーチは、工業都市である愛知・名古屋を象徴して、バーナー部分を造形美として露出させたデザイン。
ユニフォームは大会カラーの“情熱レッド”を採用。生配信の視聴者からはチャットで「スポーツ用品店で買ったよ」と早くも報告があった。
米川志保、張本智和、水町泰杜らが内定
愛知・名古屋2026に向けて、出場選手も少しずつ決まり始めている。番組は6月19日現在のトヨタグループ所属の選手たちの内定状況をまとめた。
既に出場を決めているのは、卓球の張本智和選手、サーフィンの五十嵐カノア選手、競泳の渡辺一平選手、パラ水泳の南井瑛翔選手ら。ビーチバレーボールでは、“二刀流”の水町泰杜選手と新人の黒澤孝太選手がメダルを目指す。
グループ会社では、セーリングで永松瀬羅選手(豊田自動織機)、田中美紗樹選手(豊田自動織機)、池田健星選手(トヨタ自動車東日本)、アーチェリーで園田稚選手(デンソー)が内定している。
前回大会で銅メダルを獲得し、今回はペアの種目でメダルを狙うのが、ローイングの米川志保選手。VTRで「ローイングで一番熱狂するのは、2000m漕いできた疲れた体で繰り広げられるラストスパートの競り合いです」と、観戦のポイントを語ってくれた。
米川選手の意気込みメッセージは9:20から。
女子バスケ代表も大神雄子HCが就任
陸上は日本選手権の結果を受けて、10000mの鈴木芽吹選手と吉居大和選手、円盤投の湯上剛輝選手が内定。競歩で山西利和選手(愛知製鋼)と諏方元郁選手(愛知製鋼)、1500m/5000m/10000mで田中希実選手(豊田自動織機)が出場を決めている。
一方で、棒高跳の山本聖途選手は残念ながら出場が叶わず、現役引退を表明した。番組では後日、棒高跳界のレジェンドのスタジオ出演をオファーする予定。
大会6連覇中のソフトボールでは、キャプテンの石川恭子選手らが最終選考に残っている。女子バスケットボールも若手選手らの出場が濃厚で、アンテロープスの大神雄子HCが代表でもヘッドコーチを務めることが決まっている。
32年ぶりの金メダルを目指す野球は、社会人の選手がサムライジャパンとして戦う。レッドクルーザーズの選手たちは都市対抗野球の活躍で弾みをつけたいところだ。
イシダン石田駆、400mに再挑戦で好結果
パラ陸上では、アジアパラ競技大会への出場を占う2つの大きな大会が開催。本番と同じ名古屋市瑞穂公園陸上競技場で行われた2026ジャパンパラ陸上競技大会(5月16・17日)と、金沢市で開催の第37回日本パラ陸上競技選手権大会(6月13・14日)を、竹中七海アスリートキャスターが取材した。
トヨタ自動車からは、パラリンピック出場経験を持つ3選手が出場。まず短距離の石田駆選手(T46)は、ジャパラ(ジャパンパラ陸上)の100mで派遣標準記録を突破。200mで日本新記録を出した。日本パラ陸上でも、100mを10秒73の日本新。400mでも48秒66の日本新で派遣標準記録を突破した。
100mは自身が持つ日本記録を2年ぶりに更新した。石田選手は「長かった、ここまで本当に。冬季練習の期間でタイムトライアルをやっていると結構良くて、今シーズンは400mも再挑戦してみようと決意しました。100mで戦うためにも400mの練習をして後半の走りを磨かなきゃいけないし、400m走るためにも100mのトップスピードが上がれば上がるほどコンスタントに出すスピードも変わりますし。どの種目でも通用するほどのタイムを出さないと戦っていけないのかなと思いました」と語る。
この結果に、石田選手を見守ってきた森田京之介キャスターも「100mの日本新をなかなか更新できずに、本人は苦しんでたと思うんですよ。それを思うと、この10秒73は素晴らしい。やってくれました」と感慨深そうにしていた。
高橋峻也「ようやくやり投げ選手になれた」
やり投の高橋峻也選手(F46)は、ジャパラで58m68のシーズンベスト。本人としては納得できない結果だったが、瑞穂は初めてやり投の試合に出た思い出の場所。新しい競技場の感触や、スタンドからの声援を感じて、「よりいっそう頑張ろうという気持ちが湧いてきた」と話していた。
日本パラ陸上では、5投目で今までにない感覚をつかみ、最終投てきの6投目で59m92を出しての逆転優勝。「自分の中で収穫のある大会にもなりましたし、最後逆転できたので自信にもなりました。(5投目は)全く力を入れていないのに、やりが飛んでいってくれたので、これがやり投げなんだと改めて思って。ようやくやり投げ選手になれたという感覚です」と語る。
同期のトヨケンの分も。石山大輝が400mに挑戦
石山大輝選手(T12)は、ずっと取り組んできた走幅跳がパラリンピック種目から外れたため、短距離に専念して迎えたシーズン。 ジャパラでは400mで51秒44を記録し、30年ぶりに日本新を更新した。日本パラ陸上でも51秒13と、さらに記録を縮めた。
「走幅跳からスプリントに転向して、100mと400mのどっちが世界と戦えるのかを模索するシーズンになる。400mはまだ慣れ幅があるので、レースプランとかを含めて、まだ記録が出るかなと思います。練習環境も変えて豊田兼と同じでところで練習して、めっちゃ速い子が前にいるので、必死で追いかけたら早くなるかな。(日本新は)40%トヨケン、60%応援のおかげ」と話す。
同期入社である400mハードルのトヨケン(豊田兼選手)は、アジア競技大会への出場を逃した。だが、切磋琢磨しながら新境地に挑んできた石山選手が、豊田選手の分も愛知・名古屋2026で活躍を見せてくれるはずだ。
アスリートにチカラを届けるキャンペーン
パラ陸上の選手たちのアジアパラ競技大会への内定は近く発表される予定だが、番組やトヨタイムズスポーツのアプリでも伝えていく。
2大会でトヨタアスリートの5つの日本新を目の当たりにした竹中キャスターは「すごいありがたい瞬間に出会わせてもらいました」。現地で観戦して味わえる熱狂を、いち早く体験していた。
大会を待ちきれないという人のために、大会組織委員会とトヨタが共同で実施する「アスリートのために。チカラをおくろう!キャンペーン」も開催中。応援したい選手や競技にメッセージを届けることができるので、アプリからパワーを送って秋の熱狂に備えよう!
毎週金曜日11:50からYouTubeで生配信しているトヨタイムズスポーツ。次回(2026年6月26日)は、スポーツの応援と観光の両方を楽しむ、新しい旅のスタイルを特集する。金沢での日本パラ陸上選手権を取材した竹中キャスターは、実は兼六園や地元の市場も訪れていた。1月の放送で石田駆選手がプレゼンした応援ツアー企画を実現したもので、他にもいろいろ満喫したそうだ。ぜひ、お見逃しなく!