トヨタイムズスポーツ
2026.02.25
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アマチュア相撲の新たな聖地へ! 「白鵬杯」がトヨタアリーナ東京で初開催

2026.02.25

トヨタアリーナ東京が新たな舞台となった、アマチュア相撲の世界大会「白鵬杯」を特集。女子の部と成人の部が新設され、ますます注目度UP。スタジオゲストには、"白鵬に2回勝った男"が金メダルと共に登場した。

2月20日のトヨタイムズスポーツは、アマチュア相撲の世界大会「白鵬杯」を特集した。

今年から女子の部と成人の部を新設し、トヨタアリーナ東京を新たな舞台に熱戦を展開。進化した大会には、夢を叶える“場”づくりに挑む白鵬さんらによる相撲への熱い想いが込められていた。

スタジオには“白鵬に2回勝った男”も生出演!

「白鵬杯」に女子の部と成人の部が新設

「白鵬杯」は、第69代横綱白鵬さんが「相撲で世界をひとつに」をテーマに現役時代から主催している大会で、今年で16回目。これまで参加できるのは中学生までの男子だけだったが、大きな転換点を迎えた。

日程は1日から2日間となり、会場は昨秋にオープンしたトヨタアリーナ東京に変更。男子の部に加えて、女子の部と成人の部が設けられ、成人の部にはアマチュア相撲の全日本ランキングの上位者も出場するようになった。

成人の部で男子中量級の初代王座に就いたのが、スタジオゲストの北野泰聖選手。アイシン相撲部に所属し、2019年に世界ジュニア相撲選手権で優勝するなどの実績を持つ。白鵬さんがトヨタグループの相撲部合同稽古に参加した昨年9月の放送では、稽古とはいえ白鵬さんを2回負かしている。

トヨタアリーナ東京に土俵が完成

白鵬杯の初日、Bリーグのアルバルク東京のホームアリーナでもあるトヨタアリーナ東京はいつもと違う雰囲気。大相撲の優勝力士パレードで使われるセンチュリーも展示されている。

「トヨタアリーナ東京に、本当に土俵ができている!」と、会場に入って感動する森田京之介キャスター。バスケットコートがあるフィールドには、5つの土俵が完成していた。

アルゼンチン・香港・スコットランドなど世界19の国と地域から、国際色豊かな選手たちが参加。白鵬さんと選手らによる「WE LOVE SUMO!」の掛け声で開幕を迎えた。

1日目の男子の部では、体格の小さな男の子が泣きじゃくりながら大きな相手を破るなど、早くも熱気ムード。団体戦の盛り上がりには白鵬さんも手に汗を握っていた。大会初日の模様は17:37から。

2度の取り直しでアイシン北野泰聖が優勝

大会2日目のVTRは25:38から。トヨタグループの選手たちも参加し、女子の部では軽量級でトヨタの賀數心選手が3位、中量級で新井田未徠選手が準優勝と惜しい結果に。本人たちは悔しそうだったが、大観衆を前にしての取組に充実した表情を見せていた。

左 軽量級 賀數心選手 右 中量級 新井田未徠選手

北野選手は成人の部の中量級で順調に決勝に進出。対戦相手は高校生だったが、土俵際での強さを見せられて同体に。取り直しの一番も際どい勝負で、審判団の協議の結果、もう1度取り直しになった。

3度目の取組では北野選手が貫禄を見せ、優勝を決めた。

めったにない2度の取り直しで白熱した決勝戦に、白鵬さんもスタンディングオベーション。かつて自身を負かした北野選手を「だから言ったでしょ、強いんだから」と称えた。

アイシンの吉田守孝社長から「よくやった」と直接声を掛けられ、北野選手もうれしそう。自分が負けないように入念なイメージトレーニングを事前にするという本人による、決勝戦の解説は33:38から。

白鵬と豊田会長が新しい“場”に託す想い

大会を終えて、白鵬さんが語ったのは、トヨタアリーナ東京という新しい“場”への想いだった。

「この“場”で2日間、熱い戦いが無事に終わって、正直ほっとしています。やってよかった、感無量です。5つの土俵は世界も日本でも用意できるところはないと思うので、このトヨタアリーナでそれができたのは、国際相撲の聖地にいよいよなったのかなと感じています」

“場”は、豊田章男会長が2026年の書初めに選び、年頭あいさつでも想いを伝えた言葉だ。

白鵬杯に対して、豊田会長は「相撲を見ていると、“強さを競うだけのスポーツ”ではないと思えてきます。土俵に上がる前に礼をし、相手だけではなく、“場”そのものを敬う…、勝っても、負けても、相撲を取らせてもらったことに感謝する…、相撲は身体を通して日本の素晴らしい価値観を学べる文化なのだと思います」とコメントを寄せている。

大会中も2人は、“場”づくりから広がる夢を語り合っていた。白鵬さんが「(これまで)相撲の土俵は大相撲だけなんですね。なかなかそこ(大相撲)に行きにくい部分もありますから、その“場”を会長と私がつくってあげる。そうすると、子どもたちが夢と希望を持つ。いろんな選択肢があれば」と話すと、豊田会長は「そこに世界選手権があればね」と付け加えた。

相撲の未来に向けて

アマチュア相撲の世界選手権は、今年10月にアゼルバイジャン、来年には東京で開催される予定。白鵬さんが目標にしている相撲のオリンピック種目入りへ、一歩ずつ前進しつつある。

北野選手は、 9月の全国選抜大学・実業団相撲刈谷大会を当面の目標にしている。アイシンの地元の愛知県刈谷市で開催されるというのもあるが、階級がないので自分より大きい相手を倒すのにモチベーションを感じるそうだ。

そんな北野選手も、オリンピック種目に相撲が決定したら「出場権があれば出たいですね」と語る。白鵬さんが「未来の宝」と表現していた子どもたちの夢を叶える“場”に向けて、白鵬杯とトヨタアリーナ東京のこれからの進化が楽しみだ!

毎週金曜日11:50からYouTubeで生配信しているトヨタイムズスポーツ。次回(2026年2月27日)は、愛知県を中心に行われるアジア競技大会とアジアパラ競技大会の200日前特集。完成間近のメイン会場を訪れ、出場を目指す選手たちの最新情報もお届けする。卓球の張本智和選手、パラ陸上の高橋峻也選手や石山大輝選手のほか、ある種目で世界新を出したばかりの選手も登場の予定。ぜひ、お見逃しなく!

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