
トヨタアスリートの出場試合を総ざらいする恒例企画「トヨタスポーツカレンダー2025下半期」。総勢約40名の選手自ら、競技の魅力を30秒PR!個性豊かなプレゼンに、公式解説員 東本部長も思わず熱くなる!

6月27日のトヨタイムズスポーツは、トヨタアスリートの出場予定の試合や大会を総ざらいする恒例企画「トヨタスポーツカレンダー2025下半期」。スタジオに公式解説員、東崇徳総務・人事本部長(放送当時)をお迎えし、アスリートたちを全力応援!
今回は、選手がPR大使となって見どころをプレゼン。競技中とはひと味違う選手の姿も見れる、個性豊かなプレゼンにスタジオも大盛り上がり!
決算を差し置いても観に行きたい? 東公式解説員が判定
今回、PR大使となった選手は「大事な予定があっても現地に行きたくなる」をテーマに、スタジオ生出演や生電話、VTRなどいろいろな形式で、競技の魅力や下半期の見どころを30秒厳守でプレゼン。

プレゼンを見て、公式解説員東本部長が判定。異動で7月から就任した経理本部長としての大事な予定「決算発表」と日程が重なっても応援に行きたくなる!(くらい)の厳しめなハードル設定で、「観に行くで!」「決算優先やわ…」の札を選んでもらった。

年間100回以上応援に行く、選手たちのプライベートにも詳しい東本部長にとっては、アスリートを担当する部署のトップとして、ある意味で最後の仕事。生で審査するとあって、スタジオでプレゼンする若手選手たちも緊張していた。
プレゼンも粘り強い硬式野球部
プレゼンのトップバッターは、都市対抗野球の本戦出場を決めたばかりの硬式野球部レッドクルーザーズ。2年目の今泉颯太選手と新人の箱山遥人選手が、チームの持ち味である粘り強さをアピールした。

東本部長の判定は、残念ながら「決算優先やわ…」だった。その理由は「若い感じがしない」。高卒ルーキーの箱山選手のトークに「ベテランみたい」とダメ出しした。
お目付け役としてスタジオにいた広報の高橋優もプレゼンに参加し、箱山選手らは「一発芸タイタニック」を披露した。東本部長は「めっちゃおもろかった 」と爆笑していたが、判定は変わらず。

それでも、尺をたっぷり使って選手プロデュースタオルのPRには成功していた硬式野球部のプレゼンは10:10から。
打撃好調の島仲湊愛と高島歩がアピール
対照的に、東本部長が迷いなく合格と判定したのは、女子ソフトボール部レッドテリアーズ。プレゼンでは島仲湊愛選手が緊張のあまりフライングし、高島歩選手も時間をオーバーしたが、東本部長は笑顔で「観に行くで!」の札をあげた。

「ソフトは行きたくなっちゃうんですよ。今年よう打つねん」と東本部長。島仲選手は開幕からスタメンに定着し、高島選手も出番が増えて初ホームランを打つなど、打線を牽引する2人を温かい目で見守っていた。

やり投の高橋峻也、プレゼンが上手すぎて失敗
パラ陸上やり投の高橋峻也選手は、生電話で出演。「2m60cmのやりがまっすぐ綺麗に飛んでいく光景は、富士山よりもマチュピチュよりも絶景です」と流ちょうなプレゼンを披露し、何度も取材した森田京之介キャスターを驚かせていた。

ところが、「本部長。決算日で忙しくても応援優先でぜひ会場に来てください」の一言が余計だった。東本部長は「決算日はアカンやろ(笑)。でも行きたい」と不合格の札。相手に直接アピールするメッセージが裏目に出てしまった。

障がいのある右腕も鍛えるなどの挑戦を続ける高橋選手のプレゼンは45:39から。
ヴェルブリッツの大籔洸太が広報部員の面目躍如
この日最も盛り上がったのは、ラグビー部ヴェルブリッツの大籔洸太選手のプレゼン。本社の広報部に所属しており、先にVTRで登場した新入社員の豊田兼選手(陸上)が部内で目立っているそうだが、先輩の面目を躍如した。

「トヨタ自動車にはトヨタセーフティセンスという事故防止のシステムがありますけども。僕たちラガーマンにはそのような機能は一切ついておりませんので、試合では正面衝突のオンパレードです」と、しっかりトヨタをPR。「ぜひ会場で隣のお客さんとスクラムを組みながらワンチームで応援しましょう! ゴー、ヴェルブリッツ!」と熱いメッセージで締める100点満点のプレゼンだった。

東本部長も「やったー! 頑張れ!」と立ち上がって、大籔選手とハイタッチ。「行く! 絶対行く!」と約束させた、ヴェルブリッツのプレゼンは1:02:25から。
90分の放送の見どころ
約90分の放送では、スタジオに併設の控えスペース「キズナサロン」での交流も活発に行われ、選手同士や東本部長との絆の強さを感じさせた。
紹介しきれなかった見どころはこちら。
・パラアルペンスキー森井大輝選手、後進を育成しながら2030年のパラリンピック出場の可能性も!?(23:07~)
・アーチェリー武藤弘樹選手、テレビ出演の賞金を使って自身の大会を主催(32:05~)
・陸上長距離部の太田智樹選手と西山雄介選手、駅伝ではないのにタスキを着用(34:18~)
・競泳の渡辺一平選手、まさかのプレゼン強制終了(55:32~)
・レクサスアスリートにサーフィン五十嵐カノア選手、サッカー遠藤航選手が加わり「陸海空」がそろう(1:11:10~)
・女子バスケットボール部の平下愛佳選手が開幕戦で姉妹対決(1:17:55~)

ちなみにプレゼンをしたのは、登場順に以下のアスリート(敬称略)。総勢約40名の豪華メンバーだ。
硬式野球部から今泉颯太&箱山遥人&(広報)高橋優、スケート部、堀島行真(モーグル)、村岡桃佳(パラアルペンスキー)、森井大輝(パラアルペンスキー)、水町泰杜(ビーチバレーボール部)、米川志保(ローイング)、張本智和(卓球)、武藤弘樹(アーチェリー)、陸上長距離部から太田智樹&西山雄介、湯上剛輝(陸上)、豊田兼(陸上)、鈴木朋樹(パラ陸上)、石田駆(パラ陸上)、高橋峻也(パラ陸上)、石山大輝(パラ陸上)、女子ソフトボール部から島仲湊愛&高島歩、渡辺一平(競泳)、南井瑛翔(パラ水泳)、三木拓也(車いすテニス)、半谷静香(パラ柔道)、ヴェルブリッツから大籔洸太、山中美緒(女子ラグビー)、名古屋グランパスから佐藤瑶大&浅野雄也、アルバルク東京から菊地祥平&ザック・バランスキー、女子バスケ部から平下愛佳
涙の東公式解説員の今後は?
最後に、トヨタアスリートたちから東本部長へのメッセージVTRが披露された(1:26:33から)。登場したのは、陸上長距離部の部員たち、ヴェルブリッツの姫野和樹選手、そして本部長とは顔がうり二つと評判のレッドクルーザーズ今井脩斗選手ら。「これからも元気なマイファザーでいてください」という言葉を聞いた東本部長の目には光るものがあった。
まるで最後の出演であるかのような雰囲気に、東本部長は「(試合に)行きにくくなる。行くに決まってるやん」。異動してもスポーツの現場には足を運び、番組の公式解説員も継続するとのことで、森田キャスターは安堵していた。
今回のプレゼンでは厳しい判定のハードルに阻まれた選手もいたが、当然ながら一番のアピールは試合でのプレー。現地へ観に行きたくなるような活躍を、これからも見せてほしい!
毎週金曜日11:50からYouTubeで生配信しているトヨタイムズスポーツ。次回(2025年7月4日)はビーチバレーボール部を特集する。昨年に“二刀流”の水町泰杜選手を迎えたのに続いて、今年も有望新人が入部。一気に世代交代が進んだ同部を総力取材する。ぜひ、お見逃しなく!