2025年1月1日9:15にスタートを切るニューイヤー駅伝を特集。スタジオゲストに大石港与さんを迎え、注目選手や7区間計100kmの見どころに迫った!
12月20日のトヨタイムズスポーツは、2025年元日に行われるニューイヤー駅伝(全日本実業団対抗駅伝競走大会)を特集した。 2024年は陸上長距離部が8年ぶりの優勝を飾り、トヨタアスリートや運動部にとって最高の1年になる良い流れを作った。番組ではコースを試走して各区間の見どころを探り、出走するランナーを予想した。2025年も最高のスタートに向けて、目指すのはもちろん連覇だ!
2024年日本一の1区走者、大石港与がゲスト
1年間の最初の日本一を決めるとされるニューイヤー駅伝。スタジオゲストの大石港与さんは、トヨタが2015・16年と連覇した時のメンバー。2024年の前回大会は、1区走者としてトップとほぼ変わらないタイムでたすきをつなぎ、4回目の日本一に貢献した。ちなみに2024年の番組の最初のゲストも大石さんだった。
引退後は出向先の中央大学でコーチ業に専念している。ニューイヤー駅伝には12回の出場でほぼ全ての区間を経験しており、コースの映像を見て懐かしんでいた。「どこを走るにしても、1月1日に自分のいい状態を持っていくことを考えていた」と現役当時を振り返る。
1年目、2年目の若手の底上げに期待
エントリーしている選手は放送時点で12人。年内には7区間を走る選手を決める。前回のメンバーからはキャプテンの服部勇馬選手や田澤廉選手が外れているが、2区で驚異的な走りを見せた太田智樹選手ら区間賞の3人は登録。福岡国際マラソンから1カ月の西山雄介選手を起用するかも気になるところだ。
インタビューで熊本剛監督が期待していたのは、若手選手による底上げ。新人選手に対しては「これからの トヨタを担ってもらうような存在になってもらいたい」、2年目の内田隼太選手や野村優作選手には「中部実業団駅伝でもしっかり力を発揮してくれましたし、メンバー争いに加わってくれると思います」と語る。
佐藤敏信総監督は、2024年のような勝ち方は難しいと予想。「本当に競ると思うんです。全域でたすきをつないでどこかで抜け出したい」と話していた。
失敗を経て強くなるルーキー吉居大和
森田京之介キャスターは、千葉県で合宿中のチームを取材。自身が社内駅伝を走った翌日とあって、「走る側に回って、皆さんへのリスペクトを持って来ました」と選手の伴走にチャレンジしていた。
インタビューには、各年代を代表して服部勇馬選手、太田智樹選手、吉居大和選手が答えた。太田選手は「連覇のプレッシャーは感じていないですけど、(オリンピアンの)肩書が増えたのがちょっとやりづらい」と話していた。スタジオの大石さんも「去年ほどの走りができるかどうかは心配な部分ですけど、それをわかったうえでどんなレースを組み立てていくかが大事」と、エースに信頼を寄せる。
その大石さんが中央大学でコーチとして担当していたのが、新人の吉居選手。11月は苦い駅伝デビューとなったが、大石さんは「彼も高校・大学と最初の駅伝で失敗を経て強くなってきた。2発目 からは自分の世界でガンガン行ってくれる」と期待しており、本人も「ニューイヤー本番は同じよう なミスができないと知れた」と話していた。
合宿の取材とインタビューは13:16から。
田中秀幸、西山雄介が語る一番の難所
リモートで取材に答えた田中秀幸選手と西山雄介選手は、ニューイヤー駅伝への抱負だけでなく、各区間のポイントについても語っていた。2人が一番の難所と口をそろえていたのが6区。西山雄介選手は「平坦が1つもないイメージ。ひたすらアップダウンがあって、くねくね曲がったりとか落ち着く場所がないイメージ。リズムも取りづらかったですし、それに加えて強風なので」と解説した。
ルーキーの鈴木芽吹選手は「チームのために早くつなごうとか、トラック(競技)では引き出せないような力が発揮されることも駅伝のいいところ」と話し、良い結果を出した時に振舞われるであろうお寿司を楽しみにしていた。
リモートでの選手たちの談話は23:16から。
森田キャスターが100kmを試走?
選手からコースの情報を得た森田キャスターがやって来たのは、スタートとゴール地点の群馬県庁。7区間計100kmを実際に試走してみようという企画で、「天気もいいし、行ってきます!」と駆け出した。
試走の映像は33:04から。詳しくは約14分のVTRを見ていただきたいが、各区間の主なポイントはこちら。
・1区:坂の上り下りが切り替わる目印の「鯛焼き屋」
・2区:トヨタの応援団が陣取る「ファミリーレストラン」
・3区:のどかな田園風景
・4区:追い風から向かい風に変わる「高林」の交差点
・5区:景色は良いが、服部キャプテンは苦い思い出の「松原橋」
・6区:くねくねと曲がりながらのアップダウン
・7区:群馬県庁を目指すほぼ真っすぐな道
元日9時15分にスタート、テレビの生中継も
自分の応援するチームはどの区間をどの選手が走るのか、予想するのも駅伝の楽しみの一つだ。大石さんも「みんな見ているんで、許してほしいなと思います」と断りを入れながらオーダーを予想した。
大石さんが抜擢したのは、2年目の野村選手と、ルーキーの吉居選手と鈴木選手。野村選手には「世代交代という意味でも頑張ってほしい」、吉居選手には「3区でどういう走りができるかは大きなカギになる」、鈴木選手には「箱根の山登りも走っていますし、何でもできる選手」と期待を寄せた。
ニューイヤ―駅伝のスタートは1月1日の朝9時15分。TBS系列では8時30分から生放送される。視聴者のチャット欄には「両毛線駒形駅が最寄りになります」と2区の応援団の場所を案内する投稿もあった。ぜひ現地での応援も盛り上げて、最高の2025年を迎えていただきたい。
新春スペシャル放送は1月13日14時から
2024年もさまざまなアスリートの活躍や頑張りをお届けしてきたトヨタイムズスポーツ。年内最後のエンディングは、50回を超える放送をスペシャルバージョンで振り返った。2024年の名場面のダイジェストは1:09:51から。
2025年最初のトヨタイムズスポーツは、成人の日の1月13日(月)14:00からスタート。YouTubeの生配信で、新春スペシャルをお送りする。総勢32人の豪華ゲストが出演した前年に続き、各種目のトヨタアスリートが大集合する予定。総務人事本部の東崇徳本部長(公式解説員)と一緒に2025年の抱負などを深掘りしていくほか、アスリート同士の輪を広げる企画も。ぜひ、お見逃しなく!