イチローと豊田章男。野球とクルマ、それぞれの道一筋に歩んできた者同士、2人は以前から互いに親交を深めてきた。そのイチローが、豊田章男の"会長付特別補佐"に就任。その1日に密着した。
「辞令、イチロー!」。就任式では、豊田章男会長から実際にトヨタで交付される辞令、さらに会長直筆の名刺や社員手帳が渡された。
会長付特別補佐としての最初の任務は“自身を知ってもらうこと”。地元・愛知県で過ごした少年時代の思い出の場所を2人で巡ることに。
移動は新型センチュリー。マスタードライバーであり、マスターパッセンジャーでもある豊田会長による豪華解説付きで、これにはイチローさんも興奮の色を隠せない。車内で2人の会話も弾む。
訪れたのは、小学生時代に練習していたグラウンドやバッティングセンター。イチローさんの野球の原点となった場所で、当時のエピソードや現在にもつながる想いを豊田会長が現地現物で体感。
豊田会長にノックをするシーンでは、少年に戻ったかのような2人の気合いの入った声が響いた。「豊田章男選手!」「さぁっこーい!!」
さぁ、みなさんも一緒に2人の少年の旅を見に行こう。
世界に一つ⁉ 豊田会長の直筆名刺(0:39~)
就任式で豊田会長から渡した名刺は、会長の直筆。
人生初の名刺をもらって喜ぶイチローさんに対して、豊田会長は「笑顔の連鎖が広がるように(使って)」と想いも伝えた。
センチュリーでイチローのルーツを巡る旅へ(7:03~)
イチローさんの原点を巡る旅へいざ出発。移動は新型センチュリーで。その迫力に驚くイチローさんに対して、マスタードライバーであり、マスターパッセンジャーでもある豊田会長が、特徴や魅力を解説。乗り込む際は、ショーファー役にもなりエスコート。
“続けることの大切さ”を養った場所(11:20~)
最初に訪れたのは、イチローさんが小学3年生~6年生まで練習していた“伊勢山グラウンド”。少年イチローが、父親と一緒にキャッチボールやノックなど毎日毎日練習してきた場所。久々に足を踏み入れ、今も残るベンチに座り「続けることの大切さは、この頃に養われた」と語った。
2人が少年に戻ったようにキャッチボールやノックをするシーンは、ぜひ映像でご覧いただきたい。
120キロのボールを打ち返す豊田会長(15:34~)
次は、小学3年生~中学3年生まで通ったバッティングセンター“空港バッティング”へ。当時のままの建物を懐かしみながら、バッターボックスに入ったイチローさん。「当時からプロを見据えていたので木製バットで打っていました」と振り返りボールを打ち返した。
続いて豊田会長もバッターボックスへ。球速120キロだったが、そこは元アメリカ代表で、元トヨタ自動車女子ソフトボール部「レッドテリアーズ」のモニカ・アボット投手の速球も打ち返したことがある豊田会長。徐々に照準を合わせ、ついに快音を響かせた。これには撮影班みんなびっくり。
会長付特別補佐の次の任務は…(20:56~)
撮影に同行したトヨタイムズの森田京之介キャスター。「次の任務は?」の質問に、豊田会長は「新しいことや未来に向けたことを2人でやれれば」。イチローさんも「楽しそう、面白そうということを基準にして一緒にやりたい」と応じた。
最後は豊田会長から「トヨタイムズで面白そうなことを募集してください」と宿題も…
次の任務は、この映像を見てくれたあなたのアイデアかもしれない。
トヨタイムズでは、イチロー“豊田章男会長付特別補佐”の次の仕事も追いかけていく。