いよいよ最終結果の公表を待つばかりとなった「第17回 夢のクルマ アートコンテスト」。審査の様子と、受賞者に贈られる表彰盾の製作現場を紹介する。
2004年に始まり、累計140以上の国と地域から約900万点の作品が送られてきた、「トヨタ夢のクルマ アートコンテスト」。昨夏から作品募集が始まった第17回は、各国・地域のナショナルコンテストを経て、ワールドコンテストへと進み、8月に受賞作品が公表される。
今回のトヨタイムズニュースでは、5月にトヨタの東京デザイン研究所で行われたワールドコンテストの最終審査会の様子をお届けする。
審査員は、子どもたちが自然体で描いているか、クルマの素材といった細部へのこだわりが表現されているか、などといった観点で意見交換。世界中の作品の中から、厳選されてここまで進んできていることもあって、動画からは審査員も悩みに悩んで選考している様子が伝わってくる。
クルマを運転する楽しさがポイントとなる「Waku-Doki賞」では、レーシングドライバーの脇阪寿一選手やGAZOO Racingが審査。脇阪選手は「子どもたちの絵から新しいイマジネーションが生まれ、GRのみんなだったら実現してくれるのではないか」と、この賞へ期待を寄せた。
受賞者に贈られる表彰盾は、元町工場(愛知県豊田市)で製作されている。ここに携わっているのが、同工場の若き匠たち。塗装や組立には、磨いてきた技術が反映されている。
盾に貼る作品の印刷には、開発が進む2.5Dプリント技術を採用。熱で膨らむ特殊なシートを使うことにより、凹凸まで感じられる印刷が可能だという。凹凸は一枚の絵の中で細かく設定されるのだが、このデータ化にも匠の技が生かされている。
「子どもたちを笑顔にしたい」。匠たちのそんな想いでつくられた表彰盾。その実物は動画でご覧ください。
7月には、第18回の日本コンテストの開催決定が公表された。この動画をご覧になった15歳以下の皆さん、ぜひ応募してみては?