トヨタイムズニュース
2024.04.25

日本最大級の参加型レース 新法人「スーパー耐久未来機構」が発足

2024.04.25

「モータースポーツ業界の、明るく、楽しい未来をつくっていきたい」。スーパー耐久シリーズを運営する新法人のトップに就いたモリゾウが決意を語った。

モリゾウこと豊田章男が、レースプロモーターの新トップに!?

4月20日、日本最大級の参加型レース「スーパー耐久シリーズ(S耐)」。その開幕に合わせて開かれた記者会見で「シリーズの新体制」が発表された。

レースの運営などを担う「スーパー耐久機構(STO)」が一般社団法人「スーパー耐久未来機構(STMO)」へモータースポーツ事業を承継。

新会社の理事長にモリゾウ、副理事長に現STO事務局長の桑山晴美氏、専務理事に元デンソー副社長の加藤俊行氏が就任する。

「レースの現場での開発を自動車業界の発展につなげてほしい」

そんな想いで1991年にS耐を立ち上げたのは、晴美氏の夫である桑山充氏。2013年に亡くなってからは、晴美氏がその遺志を継いでレースを守ってきた。

今回のモリゾウの理事長就任には、S耐を「とても純粋でまっすぐなレース」と語る晴美氏の強い想いがあったという――。

また、「一緒に日本の自動車産業盛り上げていく。モータースポーツ業界の明るく、楽しい未来をつくっていきたい」と語るモリゾウ理事長の下で今後のS耐はどう変わっていくのか? 番組の中で確認いただきたい。

あわせて、映像の後半では、初戦に出場したORC ROOKIE GR Yaris DAT conceptの齋藤尚彦チーフエンジニアにもインタビュー。

サーキットで使えるATを目指して開発するDATDirect Automatic Transmission)は、変速シフトが限りなく速く、アマチュアもプロと同じように走れるものを目指している。

クルマを徹底的に走らせ、壊しては、直す。今年も始まったS耐での「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」。次戦の富士24時間レースに向けても、お見逃しなく。

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