2024.03.18
自分のクルマが誰かを助け、誰かのクルマが自分や大切な人の命を救うきっかけになるかもしれない。救命の最前線で、堺市とトヨタが手を組んだ。
今回のトヨタイムズニュースは2つの話題を収録。1つは愛知県蒲郡市の海岸にできたベンチアートがテーマ。
「見果てぬ夢」Unfinished Dream と名付けられたその作品は、エンジン開発に悩んだとき、この地をよく訪れたというトヨタ創業者・豊田喜一郎にちなんでつくられたという。
除幕式に参加した孫の豊田章男会長を、富川悠太が直撃した。
もう1つの話題は、昨年10月に大阪府堺市と発表した「消防向けドラレコ映像活用システム」。
堺市、高石市、大阪狭山市に住む92万人の暮らしを守る堺市消防局には、1日に300件近くもの119番通報が入る。
その電話を24時間、365日体制で受ける消防指令センターに、トヨタイムズのカメラが特別潜入。同システムを使う消防の最前線を取材した。
耳からの情報だけを頼りに、緊急車両を選び、活動の指示を出すオペレーターの“目”となる今回のシステムは、トヨタと同市消防局のメンバーが、何度も現地現物で議論し、試行錯誤のうえにつくり上げたシステムだ。
知らず知らずのうちに、自分のクルマが誰かを助け、誰かのクルマが自分の大切な人の命を救うきっかけになるかもしれない。
「交通事故死傷者ゼロ」を目指し、クルマの新たな価値を追求するトヨタの挑戦。なかなか見られない消防の訓練や現場の映像とともにご覧いただきたい。