2023.11.27
トヨタの社内報は、その長い歴史の中でトヨタをどのように報じてきたのか。過去の記事を紐解く中で、現在にもつながる"原点"が見えてきた。
会社の理念を伝えたり、従業員間のコミュニケーションツールとして活用される社内報。
トヨタにも時代の変化に応じて、名前を変え、内容を変えながら、およそ90年にわたって編纂してきた社内報がある。
今回トヨタイムズニュースが訪れたのは、そんな貴重な資料が収められた企業史料室。温度や湿度が徹底管理されたこの部屋に、初めてカメラが入った。
国産大衆車の開発、終戦とアメリカ視察、工販合併…。トヨタの歴史の中で度々訪れた転換点を社内報ではどのように報じてきたのか。当時の資料からは、トップの想いや従業員たちの熱意が伝わってくる。
さらには現在のトヨタにつながる“原点”と言える記事の数々も。1951年のインディ500の視察と記録、1960年代の「私のドリームカー」と見出しが付されたデザインコンテストなど。
今現場に立つ従業員たちは、そんな“原点”に触れて何を思うのか。
現在刊行されている社内報「トヨタイムズMagazine」は、11月で終刊となった。トップの想いや仲間たちの活動を伝えるその役割は、トヨタイムズが引き継いでいく。
【世界のトヨタから】は、11月14日に東京で開催された日本自動車殿堂の表彰式の模様をお届け。
父・豊田章一郎名誉会長を想いセンチュリーで会場に訪れた章男会長。父とのモノづくりに対する思い出を語った。