トヨタイムズスポーツ
2024.03.27

沖縄出身ドライバーが地元のクルマ熱を語る!GRフェス、ラリチャレ、初開催!

2024.03.27

モータースポーツ熱がアツいと噂の沖縄を取材。GRフェスティバル、ラリーチャレンジ開幕戦の模様と共に沖縄出身のレーシングドライバー翁長実希選手、平良響選手が地元文化を解説!

3月22日のトヨタイムズスポーツは、沖縄のモータースポーツを特集した。日本初開催となったGRフェスティバルに続き、ラリーチャレンジ(ラリチャレ)開幕戦が開催され、沖縄のクルマ熱はヒートアップ! 地元出身のレーシングドライバー翁長実希選手、平良響選手の2人をゲストに迎え、沖縄特有のクルマ事情やモータースポーツ文化について語り合った。

幼なじみの翁長実希、平良響がゲスト

特集タイトルの「うちなーぬクルマぬちがあちさんどー!」は、「沖縄のクルマ熱がアツいぜ!」という意味の沖縄ことば。ゲストも今年のさらなる飛躍が期待される若手島人(しまんちゅ)ドライバーだ。半袖のかりゆしウェア姿で登場し、スタジオも沖縄ムード一色に染まった。

翁長選手は昨年の全日本カートEV部門のチャンピオン。3歳下の平良選手はス―パー耐久で2年続けてクラス王者。2人とも翁長選手の実家が経営するカートサーキットで幼い頃から腕を磨き、互いに切磋琢磨してきた。

しまんちゅドライバーは雨に強い?

クルマ文化が根付いている沖縄では、1人1台がクルマを持っているのが当たり前。運転免許を取るのも早く、「高校に自動車学校の(送迎)バスが来るんですよ」と平良選手。

番組では、86やBRZのオーナーズクラブによる走行会を取材。10代から60歳超えのさまざまな職業のクルマ好きが集まって、ツーリングや交流を楽しんでいるそうだ。

土に含まれる石灰が多いため、アスファルトが滑りやすいのも沖縄ならではの道路事情だ。両選手は雨のコンディションに強く、沖縄の路面に鍛えられたからだと言えるだろう。

石灰の成分が多く、本土よりも白っぽく見えるアスファルトは滑りやすい。

「MORIZOコーナー」誕生の瞬間映像

3月16日に美らSUNビーチ(豊見城市)で行われたGRフェスティバル沖縄は、1万1000人の来場者でにぎわった。翁長選手が運転するLFAなどの助手席に乗れるデモランが人気を集めたが、ニュースのネタを提供したのはモリゾウ(豊田章男会長)だ。

デモランで豪快なターンを披露している最中、沖縄の路面が予想以上に滑ったのか、後部(リアタイヤ)を縁石にぶつけてしまう。破壊された縁石には、記念にモリゾウがサイン。小さな破片は、じゃんけんで勝った観客にプレゼントされた。

その場所は「MORIZOコーナー」と命名されてネットで話題に。観光名所となるのか、サイン入り縁石はどこに行くのか、今後の動向にも注目していきたい。

GRフェスティバルの模様は20:15からで、話題のシーンは23:18

地元の応援に感激、故郷でのラリチャレ

翌日のラリチャレは、コザ運動公園(沖縄市)をスタート。初開催となる沖縄の地で、37台が6つのスペシャルステージ、リエゾン(移動区間)を含む計102kmを走った。

スタート時は「こんなにたくさんの人に囲まれてスタートすることはないので、うれしいですね」と話していた翁長選手。初めてのラリーの結果には満足していなかったが、総合1位の佐々木雅弘選手からのアドバイスを熱心に聞いていた。

「ラリーは2人でやる競技で、いろんな人に支えられて走るので、本当に充実して心から楽しんで終えることができました。家から出て手を振ってくれたり、『来た来た』みたいな感じで県民の皆さんが応援してくれて」と、翁長選手は地元での走りに感慨深げだった。

ラリーチャレンジの様子は43:47から。

翁長選手の実家のサーキットを激走

ラリーツーリズムで沖縄そば、じゅーしー(炊き込みご飯)を堪能していた森田京之介キャスターは、ゲスト2人のルーツであるククル読谷サーキット(読谷村)も訪問。2人の幼少期の思い出などを、翁長選手の父親の達也さんに取材していた。

森田キャスターが自らカートに乗り込んで走る映像も。あまりの楽しさに計3回走ったそうで、戻ってきたばかりなのに早くも来年の取材を心待ちにしている様子だ。サーキットの取材は31:16から。

沖縄のモータースポーツの未来

スーパーGTのテストのため、イベントもラリー(GRフェスもラリチャレ)も参加できなかった平良選手は「いいなー(来年は)絶対出たいです」と悔しそう。

沖縄市に本格的なサーキットを作る構想もあり、沖縄のモータースポーツは将来的に発展が予想される。翁長選手は「クルマ好きが思いっきりクルマを楽しめる環境にしていきたい」、平良選手は「2人で一流のドライバーになって、沖縄のモータースポーツを盛り上げていきたい」と故郷への恩返しを誓っていた。

競泳の渡辺一平がパリ内定第1号!

番組の冒頭では、競泳の国際大会選考会で渡辺一平選手がパリ大会への切符をつかんだことを速報で伝えた。男子200m平泳ぎで派遣標準記録を破って優勝。トヨタ所属アスリート最初のパリ内定者となった。

直後のインタビューで、渡辺選手は「トヨタの方々の応援がラストで力になりました」と仲間や家族に感謝を伝えた。パリに向けては「自信に満ちあふれた顔で入場して、200m平泳ぎを楽しむ。トヨタに所属している、こんなチャランポランな人間が、そこの気持ちを背負って世界一にチャレンジするという強いところを見ていただきたい」と決意を新たにしていた。

毎週金曜日11:50からYouTubeで生配信しているトヨタイムズスポーツ。次回(2024年3月29日)は、硬式野球部レッドクルーザーズを特集する。アメリカで行ったキャンプは、ごほうび旅行だったのか、それとも強化合宿だったのか。ドジャースとの試合などについて、同行したOBの竹内大助さんが報告する。ぜひ、お見逃しなく!

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