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「未来はみんなでつくるもの」 佐藤社長が世界に向けて発信

2023.10.26

多様な価値観がある時代だからこそ、未来はみんなでつくっていく。JAPAN MOBILITY SHOWの舞台で佐藤恒治社長が示した、トヨタが目指すモビリティとは。

コーヒーショップや、フードトラック、バーやDJブースにも

佐藤社長

こうした電動車はもちろん、世界中のお客様の多様化にお応えしていくためには、さまざまなアプローチが必要です。

そのひとつが、ハードウェアの拡張性で「自分らしさ」を叶えていくこと。

クルマが仕事や生活の大切な基盤になっている。そんなお客様がたくさんいらっしゃいます。

クルマで運びたいもの、やりたいことは、人それぞれです。そのすべてに寄り添い、お応えしていきたい。トヨタらしく、良品廉価なクルマでソリューションを届けしたい。

それが、本日2つ目にご紹介したい未来、このIMV 0(ゼロ)で目指している未来です。

お客様のニーズ次第で、自由自在にカタチを変えていきます。

例えば、畑で収穫した野菜や果物をたくさん運んで…。街に到着したら、直売所に早変わりします。

街の広場では、コーヒーショップや、フードトラックになったり、夜には、バーになったり、DJブースにもなります。

実際、間もなく発売するアジアでは、既にさまざまなカスタマイズのアイデアが提案されています。

そうやって、ユニークで多様なクルマが社会に溶け込んでいく。クルマがプラットフォームとなり、お客様自身が価値を拡張していく。

バリューチェーンの新しいビジネスの可能性も、新しい仲間も増えていきます。

IMV 0で目指しているのは、まさに、「みんなでつくる」モビリティの未来です。

社会の中で、モビリティの価値を育てていく

そして、このように、多様性に応えるモビリティは社会システムに溶け込み、あなたと社会をつなぐ接点になります。

私たちの工場では、多様な部品を詰め込んで生産現場をつないでいく入れ物を「通い箱」と呼んでいます。

社会の中で同じ役割を担うモビリティ。

バッテリーEVの特性を活かして社会インフラやサービス事業者と常につながることで、いつでも、どこでも、仕事や暮らしを便利に、楽しくしていく。

だからこそ、このモビリティの名前を「KAYOIBAKO」としました。

本日お伝えしたい3つ目の未来です。

人と社会をつなぐモビリティ。その意味は、私たち一人ひとりの「多面性」をより豊かにしていくことでもあります。

あるときは、KAYOIBAKOの横にいるのは、配送ドライバーの自分。

スライドドアを開けると、その広いスペースにはいろいろな荷物がたくさん積まれています。インフラと協調したデータを活用して注文したお客様のところまで、ムダなく、タイムリーにモノを運んでいきます。

休日には、ガラッと雰囲気が変わり、アウトドア好き、キャンパーの自分。注文していたキャンプ用リュックを受け取りテントやバーベキューグッズをKAYOIBAKOに積み込んで、郊外に出掛けていきます。

大きすぎず…小さすぎず…その不思議なサイズ感で、いろいろなシーンにフィットします。

車イスで乗り降りできる「地域の足」になったり、リモートワークの拠点になったり、移動型のお店になったり…。

もっともっと社会とあなたの暮らしをつないでいきます。

社会の中で、モビリティの価値をみんなで育てていく。それが、KAYOIBAKOで目指している未来です。

欲しい未来を探しに行こう

3つのモビリティでお伝えした電動化、知能化、多様化の先にある未来。

その共通点はひとつ。

未来のモビリティは、私たちのライフスタイルに応じて、その価値を拡張していくということです。

だからこそ、私たちトヨタの使命は、世界中のお客様の暮らしにとことん寄り添って、多様なモビリティの選択肢をお届けし続けていくこと。

それこそが、トヨタが目指すべきマルチパスウェイの未来だと考えています。改めて、未来はみんなでつくっていくものだと思います。

未来をもっと良くしたい。その意志と情熱をもってみんなで行動していけば、必ず景色は変わっていきます。

笑顔あふれる未来の社会。

その真ん中にはモビリティが居続けてほしい。その想いで、多くの仲間とともに、もっともっと挑戦してまいります。

合言葉は「クルマの未来を変えていこう!」

モビリティショーはその大切なスタートポイントです。

「あなたの欲しい未来を探しに行く旅…」

今日から10日間、そんな風にトヨタブースを楽しんでいただけたら大変嬉しく思います。

ご清聴、ありがとうございました。

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