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【タテシナ会議】交通事故ゼロへ 業界の垣根を越え、想い一つに

2026.08.10

交通事故ゼロへ、今年も業界の垣根を越えて話し合ったタテシナ会議。参加者は聖光寺建立の原点を振り返り、安全な社会の実現に向けて決意を新たにした。

2547人。

2025年に警察庁が公表した、交通事故によって命を落とした方の数だ。これは統計が残る1948年以降で最小ではあるものの、近年は減少が鈍化している。

交通事故ゼロへ――。さまざまな業界のトップらが垣根を越えて集まり、想いを一つにして話し合うタテシナ会議が、今年も実施された。

7月17日に夏季大祭が実施された聖光寺(長野県茅野市)。今回の会議は、その起源を振り返ることから始まった。交通事故による死者が年間1万6000人を超え、「交通戦争」と呼ばれた1970年に、交通安全の祈願、交通事故犠牲者の供養のため建立された聖光寺。設立に奔走した人々の想いを、参加者らは改めて胸に刻んだ。

人・クルマ・交通インフラが「三位一体」で連携する交通安全社会の実現に向けては、ITS*が話題の1つに。中嶋裕樹 副社長やトヨタ・リサーチ・インスティテュートのギル・プラットCEOらが、その有用性や課題について言及した。
*Intelligent Transport Systems。通信技術によって、人とクルマ、道路を結び、クルマだけでは捉えきれない情報をやり取りすることで安全運転を支援するシステム。

自動車のみならず、自転車や通信、大学など、今年も多様な組織が取り組みを紹介したタテシナ会議。報告の中で、多くの参加者が口にしたのは「みんなで」「一緒に」という言葉だった。

一致団結して悲しい事故をゼロにする。それぞれの言葉からは、そんな決意がにじんでいた。

タテシナ会議では交通安全への取り組みを、より実効性の高いものとしていくために、2023年から「分科会」活動も始まっている。

今回のタテシナ会議の後には、子ども向けの啓発活動として、通学路の交通安全を親子で学ぶアプリの開発も公表されている。

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