2025.05.01

NASAが進める月探査計画に向け、トヨタがJAXAとともに"月面のモビリティ"を開発中。宇宙での「安全な移動」を支える、モビリティカンパニーとしての挑戦に迫る!

人類が初めて月に立った「アポロ計画(1961年~1972年)」から約半世紀。再び人類を月に送るべく、新たなプロジェクトが進行している。
NASA(アメリカ航空宇宙局)主導の月探査計画「アルテミス計画」。2027年以降に人類を月面に送り、拠点を建設するなどして長期的な有人探査を実施。月探査で得られた知見を活用し、将来的には火星探査も目指すという。
日本人宇宙飛行士2名の参加も決まっている本プロジェクト。その一環として、トヨタがJAXA(宇宙航空研究開発機構)とともに“月面のモビリティ”を開発中だ。
月面探査車「有人与圧ローバー」、トヨタでの愛称は「ルナクルーザー」。ランドクルーザーに宿る“どんな道でも走破する”というスピリットを、月面でも引き継ぐという意味が込められている。
宇宙飛行士の安全な移動を支えるモビリティだが、開発の最新状況はどうなっているのか?NASAへの取材、初の試験走行の様子とともにトヨタイムズニュースがレポート。
月面での走行を可能にするには、克服すべき課題が多くある。地球の6分の1の重力、マイナス170~120℃の温度、細かい砂に覆われた地表など、月の過酷な環境に耐える技術が必要となる。
番組では、ルナクルーザーのタイヤと動力源の開発を担うパートナー、ブリヂストンと三菱重工にも取材へ。月での運用を見据えた開発現場を紹介する。
宇宙への憧れと志を同じくする仲間たちが一丸となり、「チームジャパン」として挑むルナクルーザー開発。その現在地をご覧いただきたい。