2025.01.06
新年最初のトヨタイムズニュースは、ギネス世界記録(TM)に挑んだ開発陣を特集。右腕から放たれたボールは美しい放物線を描きながら、真っ直ぐリングへ向かっていき――。
AIバスケロボCUE。2017年にトヨタの有志団体「トヨタ技術会」が、「イチから人工知能の開発に挑む」という企画を立ち上げたことから開発が始まり、これまでシュート距離を伸ばしたり、ドリブルしたりなど、さまざまな進化を重ねてきた。
2019年には、2020本連続でフリースローを成功し、「ヒューマノイドロボットによる連続バスケットボールフリースロー最多数(アシスト有り)」のギネス世界記録 TM を達成した。
現在は6代目にあたり、プロバスケットボールチーム・アルバルク東京に所属している(背番号96)。
今回、CUEが挑んだのは、「ヒューマノイドロボットによるバスケットボールショット最長距離」。飛距離24.5メートルの超ロングシュートだ。FIBA(国際バスケットボール連盟)が定めるコートの長さが28メートルとされているので、ほとんどコートの端から端まで届かせることになる。
開発に携わったのは、19年の記録達成を見て参加を希望した若手メンバーら。350本もの配線やボールを放つ右腕の強度、シュートフォームなど改善を繰り返してきた。
開発陣の祈りを込めて投じられたボールの行方は…?