もっといいクルマづくりは新たなステージへ 待望の施設に迫る

2024.04.30

「こういう場所があった方がいいとずっと考えていました」。豊田章男会長がそう話した"走る・壊す・直すを何度も何度も繰り返せる場所"とは?

20244月、研究開発施設「トヨタテクニカルセンター下山」の全面運用開始にあたり、お披露目式が行われた。

本施設は愛知県豊田市と岡崎市の協力のもと、2019年にカントリー路、2021年にテストコースの運用が完成した。そして今回、「レクサス」や「GR」の開発を担う事業拠点、車両開発棟が誕生し全面運用が開始されたのだ。

「とにかく道を走り、壊して、直す…これを繰り返していくことこそがクルマをつくるということなのだと思います」

クルマづくりへの想いを語る豊田章男会長の背後に展示されていたのは、モリゾウが横転して壊したボコボコのGRヤリス。これをお披露目式で展示するのには理由があった…。

クルマがテストコースを走り、壊れてガレージに戻ってくる。2階にいるエンジニアもそこに駆けつけ、どう直せば良いかをみんなで議論する。この1拠点でアジャイルな開発が進んでいく。

豊田会長は、以下のように想いを語った。

「これは決してゴールではなくスタート」「これまでやりたくてもできなかったこと、それがここでできるので、この施設をどう活かすかはこれから」

待望の施設を、ぜひご自身の目で確認していただきたい。

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