トヨタイムズスポーツ
2021.12.13
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ラトバラ代表が現役復帰宣言? 新時代のWRCは1月20日に開幕!

2021.12.13

TOYOTA GAZOO Racing ワールドラリーチームのヤリ-マティ・ラトバラ代表がスタジオ生出演! 3冠の裏側と来季への抱負を語った。

12月1日に配信されたトヨタイムズ放送部に、TOYOTA GAZOO Racing ワールドラリーチームのヤリ-マティ・ラトバラ代表が生出演。WRCFIA世界ラリー選手権)で3冠を達成したチームの来シーズンへの抱負を語り、豊田章男社長とのエピソードも披露した。

番組初の海外ゲストとなるラトバラ代表は、WRCドライバーとして209回の最多出走記録を持つ。2002年に17歳でWRCデビューし、トヨタがWRCに復帰した2017年から3年間、ドライバーで活躍した。2021年に代表に就任すると、1年目でマニュファクチャラー、ドライバー、コ・ドライバーの3つのタイトル獲得へとチームを導いた。

12戦のうち9勝を果たし、とても素晴らしい夢のような成績を収めることができました。これは私一人の功績ではなく、チームの一人ひとりが努力をした結果です」とラトバラ代表が今季の躍進を振り返ると、生放送を視聴していた豊田社長が「チームワーク」とチャットに書き込んだ。ラトバラ代表も「私も章男さんと全く同じ信念を共有しています。成功はチームワークで成し遂げられるものだと思います」と笑顔で応えた。

そして、かつてのチームメイトであり、現在はチームの主力として活躍している2021WRCチャンピオン、セバスチャン・オジェ選手からの心温まるビデオメッセージも届けられた。

ラトバラ代表が日本を訪れるのは2年ぶり。10日間の隔離期間中には豊田社長からカップ麺が届けられ、「優勝カップの次は、カップ麺を楽しんでください」というメッセージが添えられていたという。

今回の来日の目的は、126日に開催された TOYOTA GAZOO Racingの新体制発表会に発表するため。

来シーズンを戦うGR ヤリス Rally1テストカーのデモ走行には、ラトバラ代表自身が搭乗。現役当時さながらの豪快なドリフトを豊田社長と共に披露する様子が、録画で放送された。

豊田社長を助手席に乗せた車内で、ラトバラ代表が「私もやっぱりドライバーをやりたい」と冗談交まじりに話したところ、豊田社長は「ルーキーテストで僕に勝てたら考えてもいいよ」と答えたというエピソードも披露。そんな豊田社長は昔からラトバラ代表のファンで、他チームのドライバーだった当時に会いに行った写真が紹介されると、豊田社長は「本当に、出待ちしていました」と再びチャットにコメントを入れた。

プライベートでも、自宅の一部を博物館にして自らが乗ったラリーカーなど約20台を一般公開したり、自分でセリカST185をラリー仕様にレストアしたりするなど、心の底から車を愛しているラトバラ代表。そのこだわりぶりに森田京之介キャスターも驚く。

2022年のWRC120日、第1戦のラリー・モンテカルロで開幕する。「WRCは新時代に突入します。ハイブリッドカーが導入され、技術的にも全く異なるものになります。ドライバーにとっては運転が難しくなりますが、観客にとってはspectacular(迫力のある)なものになります」と、ラトバラ代表は話す。

そして、「未知の部分がたくさんあり、競争は厳しいものになりますが、私たちのチームは家族的なスピリットとプロフェッショナルなワークスピリットを両立しており、良いマインドで戦いに挑めると思います」と意気込みを語った。

放送では、ラトバラ代表が車と同様に愛する○○○○についても公開。好きが高じて自分のブランドで商品化してしまったという○○○○とは そちらも放送を視聴して確認してほしい。

毎週水曜日12:00からYouTubeで生配信しているトヨタイムズ放送部。次回(20211215日)は、元日のニューイヤー駅伝に出場するトヨタの陸上長距離部の情報をお届けする予定。ぜひ、お見逃しなく!

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